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続・大切なお姉さん

大切なお姉さんとの関係は今も続いている。
変わることのない安心感と共に、尊敬の念と大好きだという気持ちをいつも抱いている。

2番目のお姉さんが結婚することになった。

叫び出したいくらい嬉しかった。
笑顔で絶叫しながら走り出したい気持ちだった(捕まるかな)。
自分の大切な人の慶事がこんなにも嬉しいということを私は知らなかった。

根掘り葉掘りは聞かず、ずっとニコニコといつものように会話をして過ごした。本当にめでたい。

「コロナ禍が終わったら、彼と遊びにおいで」
そう招待してくれた。玄米を炊いてご飯を一緒に作ろうと約束をした。
今、色々な事が制限されていて、さすがに飽きてきたところだったけれど、お姉さんの家に遊びに行くまで大人しくしていることにする。

ここで言う彼とは、この彼のことだ。

「彼は悪い人じゃないよ」

そうして私達はまた一から付き合い始めた。
人生の中で、一度別れた人とやり直したことのない私は、どうしていいのか分からなかったのだけれど「別れたことなんて忘れて、ただ普通に付き合っていけばいい」「あなた達が復活して本当に嬉しい」とお姉さんが言ってくれたので、周りにどうこう言わずに静かに楽しく暮らすことにした。

突然「入籍するんだよね」って言ってきたお姉さんは大人だ。
別れたとか云々、話していた自分が恥ずかしかったが「別れたから分かることがあるんだよ」と教えてくれた。

人生において大切なことをお姉さんに教わってばかりで、私は何か役に立てているのだろうか。と聞いたら怒られるんだろうな。

大切なお姉さんの新しい門出を祝うことができて本当に幸せだ。
血の繋がりがなくったって、こういった関係性を築くことが出来る。
大げさではなく、生きてきてよかったなぁと、しみじみと良い日だった。


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