光あるうち光の中を歩め~マイナスからゼロへ~

私には1番近い肉親は居ませんので
祖母が母親代わりとなって育ててくれました。
数日、家族から連絡が途絶え、
元より心配症な祖母やのに
失敗になりかれこれしかで
安否を確認して頂きました。
折り返しの連絡があり、
祖母が衰弱して病院に搬送されました。
僕は上京しているので、
一抹の不安を感じ急いで新幹線で戻り
搬送された病院へ行きました。
だいぶ前に着いていた親戚から
状態とかは事前に聞いて、
移動中の不安が確信に変わりました。
呼ばれて母さんに会うと、
約1年前に会ったよりも更に細くなっており、
手に触れると僕の感ではありますが、
ロウソクがもう消えきるよう様な感覚で
更に僕は涙が溢れました。
溢れながらも母さんと話しており、
心配かけまいと元気になるからと…
母さん自身、自分の身体は自分が1番分かっているから悟っていたのでしょう。
これも、私の感である。
その後、病室に移り看護婦から
移動したら安定しだしました。
後は、説明とか色々受けて
改めて医師から症状等で
数日以内には……
と帰宅しました。
曽祖父に合掌をして声が出る涙を流し、
お風呂でシャワーを浴びて、
声が出るほど泣き…
やっぱ言葉にすると変やなw
私の言葉の組み方やろな。
ベッドで横になり、動画を見て気づいたら
泣き疲れ、夜勤明けでもあったからなんか、
はたまた両方やったんか、
ぐっすりと眠れました。

起きて動画とか見てると電話が鳴った。
色々に連絡してたので何処やろと思い出ると
病院からでした。
急変したんで急いで来てくださいと…
私は出来うる限り急いで身支度を済ませて
向かう途中に涙がこぼれながら向かいました。
病院につき、案内されて部屋に行きました。
朝は元気だったそうですが急変して、
母さんはもう意識が朦朧としていた。
手を握り頭を撫でながら、
伝えたい事を伝えて、
ギリ聞こえる微かな音で「あ…が…」と言って
機械がピーとなりました…
母さんの最後を看取りました。
「俺が上京してなければ」
「俺が夢を叶えようとしなければ」
「俺が一緒に暮らしてれば」
じーじの時も意識ある内に見舞いに行った
次の日にじーじの意識が無くなりました。
私のせいだという呪いにかかっておりました
この時の僕なら完璧に壊れていたでしょう、
正直、生きたいという意志を無くしました。
そんなに長時間ではないですよ。
頭の片隅で蠢いていたんでね。
呑み込まれなかったですし、
親友や仕事仲間が居る…
親戚やきっと夢を天から応援してくれてる
母さんやじーじに応えたいんでね。
転んでても前に進もうとしてるという
例えるとよー分からない状態やな。
母さんには
「色々とホンマにありがとう
そしてお疲れ様
覚めることの無い良い夢を
天からじーじと一緒に見守ってくれ」
とピーとした後にまだ脳は意識があるので
伝えました。
その後に親戚が合流して
あれやこれや、てんやわんやで
帰宅しました。
その後色々と探したりで
母さんが昔書いた会社の卒業文集みたいなの
僕、頭悪ぃから何か忘れちまったけど
書かれてるタイトルが素敵で
僕の心の座右の銘に加わりました。
まだまだバタバタしております…

昨晩にじーじの遺影の前で、部屋で、風呂で
沢山泣いた枯れても嗚咽するほどに…
僕の中の楽したい自分が楽になっちまえよ
っていう気持ちは芽生えはまだ無くなりません
きっと、そんな世界線もあったのでしょう…
喪失感がありながら、ゲームや動画を
心がそこにあり、そこにない変な状態で
気がつけば夜中から朝になろうとしてました。
少し寝て朝起きて、連絡が来たのを対応して
目が4にながら、やる事をやり、
大阪事梅田で迷子になって、
親戚と合流してばーばに会って、
家に戻り打ち合わせをして
探し物とかまたして…
ご飯を食べながらアニメを見て
そのセリフが今の現在にシンクロするもので
目から涙が出る。
上記での転んでるという表現は
寧ろ、心が折れてる、穴が空いてる。
それなのに前へ進もうとしてる辺り
狂気に近いものを感じるような、
当たり前のような。
これ、演技に活かせるか?とかも考えたりしてる自分が居て…
これデジタルモンスターのグレイのモンが
暗黒進化してスカルのグレイのモンになっとるんちゃうかと考えたりもしとるw
いや、例えよ…
んー、伝わるんか?

数日、書類探しとか色々を1人でやって

葬儀当日、おばさんから
僕が喪主と言われ、
久しく、そして最後の母さんと会える日。
ばーばは移動途中でおばさんが伝えて下さった
ばーばとおばさんは母さんを見て泣いた。
僕も泣いたけれど、2人より泣く訳にはいかないという責任感が踏みとどまらせてくれた。
ホンマに、呼んだら起きそうと思える程…
それから、火葬場で待つ間にご飯を食べ、
また戻った。
じーじの時は見るのが辛かった怖かった。
が、今回は怖くもなく、僕が1番目で拾っていった。
成長なのか、前世なのか、責任なのか…
理由は分からへんけど、慣れていた。
帰宅して、仕事仲間に生を知っとるからこそ
心配と迷惑をかけたので
個々に連絡をした。
ホンマに優しさを持っとる人達でした。
そして、1日が終えた。

そう体験することの無い経験と
僕が観るアニメってホンマにこの先に
必要な何かがあるんよな。
運命と書いてさだめと読み、必然である。
僕には経験がイコール、力になるから
フットワークを軽くしようとした矢先である…
過去は変えられないし、
無限に付きまとってくる。
天そして心に居る、
母さん、じーじに胸を張れる人生であったと
言えるように。
暫くは絶望と喪失に涙がある事を許されればと
2023.03.27 小田切龍太

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