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30歳男が誰にも頼まれず自主的にヌード撮影してみた11の理由

31歳の誕生日プレゼントはヌードグラビアにしました。ラブホテルで3時間で1000枚くらい撮って頂きました。

photo by @gaso_0131
hair&make by @_n__t__m_
(↑いずれもInstagram)

理由はいっぱいあります。その一部が以下。

①女性のグラビアアイドルはいっぱいいるのに男性のグラビアアイドルってなぜか見当たらないからやってみようと思った

②セクシーなコンテンツの中で女性の美しい水着やヌードのグラビアが好きで、どうしても見かけると目が行ってしまう。自分がたまたま男なだけで、女の人の肌を見やすいことに納得がいかなかった。

③プロでなくても、女子は割と気軽に肌見せのファッションをSNSに投稿したり着たりできる。男子が裸体を投稿すると、筋肉の健康かナルシズムしか解釈の選択肢が許されない。これはこれで不均衡。男が肩や背中や腹を出すファッション、尖ったものしかない。

④プロであれ一般の人であれ、女子の露出多めのファッションや写真、動画を見て眼福していることにアンフェアを感じていた。需要があるかないか関係なく、自分も裸を公開することでフェアなメンタルに近づけたい。

⑤セラピーやデトックスの効果があるのではないか、という探究心。肉体の露出多め投稿に対して「自己顕示欲」「承認欲求」などと揶揄されがちだが、表現そのものとして楽しいんじゃないかという検証。実際楽しかったし、肌の感覚が鋭くなった。

⑥顔と体を出して活動する人間は肉体の特徴が尖っていたほうが良い、という持論があり(過去のPodcastなどで語った暴論。)自分の肉体を考察した結果。かなり極端に直線的な肉体で、ガリガリというわけでもマッチョというわけでもないんだけど、自分が性的に好きな女性の体のタイプと似た特徴なのが不思議で、撮ってもらうことで思索を深めたかった(深まった)

⑦月並みだけど、30を超えて肉体が衰え始めた体感があり、記録しておきたいという願望。元々太りにくく筋肉がつきにくい体質なんだけど、その傾向がギュンと強まって怖くなった。できれば毎年変化を記録したい。

⑧YouTubeとかPodcastとかリモートワークとかの恩恵を俺ほど受けている人間はいない。もう人前に出なくても一生が終わってしまうんじゃないか、というくらい、ほとんどの仕事をスマホとマイクだけでできてしまっている。すると、身体への責任感が落ちる。身体への責任感を取り戻したい、というのが1番あった。

⑨一部のヒッピーの思考に近い気がするので要研究だが、やはり「服を着ている」がデフォルト/正常で「裸」が異常事態だ、という感覚がどうしてもピンとこない。脱ぐ前に着ているんだもん。そして自分の物欲のなさから、年々益々服を買ったり選んだりすることが苦痛になってきている。「少ないお金の中で失敗したくないから」かと思っていたが、自分が自由に衣装代を使える状況でもやっぱり辛かった。今は「好きな人と時間を過ごす」という意味とセットにしないと服を買えない。肉体以外の物質に興味がない。なのに、肉体の記録がないのは怖くなった。
(この点は、自分が服や靴には結局興味が出ないのに、2019年にネイルを初めて今に至り、2020年末に派手に髪を染めて今に至り、2023年は髪を伸ばし続けたことにも深層心理で繋がりそう。裸になった時に残っているもの以外にあまり価値を感じていないかもしれない。香水への執着は同じ理屈では説明がつかなそう。要考察。)

⑩サブカルチャーとしてのエロジャンルは廃れないという確信。面白さと表現としてのエロスは場を変えながらも絶対に廃れない、という確信が年々強まる。年老いていく中で、自分の性表現の目覚めを何かの拍子に語りたくなったら、絶対にAV女優よりもアイドルよりもグラビアアイドルの名前が出てしまう。なら、その時に「俺も自主グラビアアイドルなのである程度気持ちがわかるんだけど〜」と言えた方が絶対にフェアだし面白い。服を着たおじさんが肌を出した若い女子を安全圏で消費する、その言い訳が「男が脱ぐのは需要がないから」で通ってるけど、脱がなくて済んでる側面が歪んでいる。その構造を少しでも罅入れたい。

要するに「誰かに洗脳されたとかじゃないよ。
完全に自発だよ。ご心配なく」です。

【追記】

①乳首問題について

上記の10の理由に照らすと、私がシス/ヘテロ/男というジェンダー/セクシャリティを背負って裸を記録する場合、乳首の解放は必須だった。いろんな先輩芸人がやってるように、「オトコ」がブラジャーやビキニで胸を隠すと「ヘンタイ」っぽくはなる。けど、それは男性性を強調しながらマイノリティを面白がるやり方で、私のヌード意図とはちょっと違うな!と考えた。

②水着/下着問題について

そして、難しいのがセクシーグラビアと水着のフェチズムの関係だ。私が美女のグラビアを見る時には布と肌の境目への関心がとても強い。しかし、女性向けの下着や水着が装飾的/衣装的でバリエーション豊富であるのに対し、男性の下着や水着はどうしても選択の幅が狭く、生活感か海・プールに着た感かスポーツ感が出てしまう。さらに難しいのが、女性の水着/下着姿は概ね「顔/胸/腰回り」など視点の集中点が分散しているのに対し、男性の半裸で股間がくっきりしている状態だと「股間の異常事態」として、全身表現からはますます遠ざかってしまう。その対策として、ある種、逃げとして、下着と水着は考慮しないことにしてセミヌードを選んだ。

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⑪身も蓋もないもう一つの理由と
・ヌード撮影の次にやりたいこと(言霊)
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文章を書くと肩が凝る。肩が凝ると血流が遅れる。血流が遅れると脳が遅れる。脳が遅れると文字も遅れる。そんな時に、整体かサウナに行ければ、全てが加速する。