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私が介護タクシー車両・増車決断に踏み切らなかったワケ


不安要素であった集客・運行にも目途がついてきて、むしろ、1台ではカバーしきれない程の運行依頼を頂くようになってきた。

ここ最近、予約依頼が重なる事が多い(バッティング依頼)




「何だかイケそうな気がする」

「同業者に依頼するのも もったいない。。」

「営業先・ケアマネ・相談員から優先的にお仕事を振って頂けているのにお断りするのが申し訳ない。。。」

「せっかくのリピーターからの運行依頼も先約が入っていて同業者に振らざるを得ない。。。しかも、そっちの売り上げがデカいじゃないか(苦笑)」



そうなってくると脳裏をよぎるのは、

1台増車してドライバー雇って運行体制を強化しよう

そうする事で利用者側・依頼側からの信用が得られ信頼も勝ち取れるだろうし

そうする事で運行依頼の取りこぼしが無くなり売り上げアップにも繋がるだろうし


こういった思考に陥ります。



待ってください。

本当にそれで大丈夫ですか?


なんとなくの皮膚感覚で物事を進めていませんか?


その思考は安易です。下手をすれば何百万という損失を抱えてしまい、後悔の念にさらされるやもしれません。


このビジネスモデルの特性を知っていれば増車増員の決断に至る前にやるべき事があるんですよね。


それをしっかり行ってからでも遅くはないんです。増車増員が悪いとは言っておりません。


簡単に言えば、その決断の根拠を論理的に説明できますか?という事なんです。



確かに高齢化社会到来で利用者ニーズは高まっています。

障がい者の外出をサポートする重要な交通手段の一つである事に間違いありません。


しかし、ニーズが高まっている事と増車増員の根拠が即イコールとはならないんですね。


「〇〇福祉タクシーさん ハイエース増車したんだ。。しかも新車かよ。。」

「〇〇介護タクシー最近よくすれ違うな。。3台体制なのに全車両ともフル稼働しているみたいで忙しそうだな。。」



隣の芝生が青く見えているだけです。


実情はそうでもなかったりするんですよ

大事なことは、持続性ある事業を営むという姿勢と冷静な視点を持ち合わせる事だと思います。



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