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【2022年春】気になる本(AI、データサイエンス系中心)

本屋で立ち読みしてみていいなと思った本。
特に新しめのものを中心に。

データ利活用の教科書

めちゃいいと思う。
作業者にも発注者にもすべての人に自費でプレゼントしたいくらい。

データサイエンス、AI、DX色んな言葉が手を替え品を替えつつ5年ほど前からバズワードになってきた。

で、核になる分析の実装や手法に関する情報は書籍、ネット記事等でたくさん得られるようになってきた。

集計なりなんなりは適当に検索して出てきた方法をそのままやれば、それなりのアウトプットが出せるような環境になっていると感じる。

ただし、それが出来たところで所詮は作業者なので、ビジネスとしてうまく機能させることにはならない。

別に本書もひとつひとつの章に書いてあることで特に目新しいことはない。

分析の前段階、分析結果の活かし方といったあたりをかなりカバーできている良書。

仮説思考だとかロジカルシンキングだとかは大昔からあるし、マーケティングの3Cみたいな話も同じ。

でも、これらの知識や技術とデータ分析を有機的に一緒に使うというのを一気通貫した書籍となるとなかなかレアだなと。
本書は超現場目線なので、実務者が「今日から使える」というようなところがとても良い。

もう少し抽象度の高い話ではこんな類書がある。

スモールデータ解析と機械学習

これまで、ビッグデータといわれてきたが、ビッグと言うほどデータ量がない、データだけはあるが使えるデータがほぼない。

割と「おぉ……ヤバい……」ってとこの方が多い。

料理で言うところの、芽が出てきたじゃがいもの芽以外のとこを使うとかそう言う、
なんも考えずそのまま突っ込んだら使えないデータから示唆を得るための工夫が学べる。

個人的な観測範囲にはなるものの、日本語の類書やネット記事をあまりみないので、手元に欲しいなぁ、と。

現場に寄り添う系、臨機応変に立ち回るためのもの。
といった感じ。

データサイエンティストの要諦

これまでは実装できるだけで価値が高かったこの界隈も裾野が広がってきたいま、「で、それで儲かりますの?」という観点が要求され始めている。

これからのデータサイエンティストのあり方のひとつを端的に提示した一冊。
以下のようなデータサイエンティストが注目されてきた経緯からの繋がりで着目してみて欲しい。

使い方

3冊の本について書いた。
『スモールデータ解析と機械学習』は概要をさらっておいて、いざそういう現場に直面した時に開くかな?
もしくは勉強会でもやるときのテキストとしてちょうど良さげ。

『データ利活用の教科書』の方はガイドブック的に手元に常に置いておく用として、紙で買う。

『データサイエンティストの要諦』はビジネス書系なので、時間かけてガッツリ読んで自分なりの解釈を記録しておいておこうという類の本なので図書館で借りたり、Kindleで借りて電車で読み進めるかな?

といったあたり。

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