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大企業と中小企業それぞれのメリット&デメリット

今日は大企業、中小企業、それぞれのメリットとデメリットについて私の考えを述べたいと思います。

私は、大学を卒業してすぐ地元の中小企業に入社し数年間勤めました。その後、通年採用で日本を代表する大手電機メーカーに就職しました。これらの経験から、中小企業と大企業それぞれのメリットとデメリット、感じたことを述べたいと思います。

ここでの発言は私の個人的な意見・感想であり、考えや感じ方は人それぞれだと思いますので、あくまでも一例だと思って読み進めていただければと思います。

いろいろお話ししたいのは山々なのですが、この記事では「人事制度」、「働く環境」、この二つにフォーカスしてお話していきます。

人事制度について

人事制度の昇格についてお話ししたいと思います。昇格・昇進のスピードは圧倒的に中小企業の方が早いと言えると思います。私の勤めていた中小企業では入社して3年程度で主任、10年も働けば課長というような昇格制度になっていました。これは大企業では考えられない昇進スピードです。

一方、大企業の昇進スピードはどうなのかというと、まず20代で昇格はありえません。30代でようやく主任、40代で課長、50代間際で部長になれれば御の字というのが大企業の一般的な昇進スピードだと思います。

同じ役職になるには中小企業の方が大企業より10年早いという気がしました。しかしその役職にあった権限の違いはとても大きかったです。

課長から管理職になるのが一般的ですが、大企業の管理職の権限はとても大きく、課長でも中小企業の役員レベルの金額の決裁権を持っていました。また人を動かす権限においても、大企業の課長は絶大な権限を持っており、部下の異動の権限も持ち合わせていました。中小企業では部長以上でないと部下の異動の権限はなく、その場合も役員の決裁が必要だったので、いかに大企業の管理職が重要な業務を任されているかがわかります。

また、昇給に関してはびっくりするほどの違いがありました。中小企業にいた時は、役職が一つ上がったとしても月に数千円からせいぜい3万円程度の昇給額だったのに対し、大企業では役職が一つ上がるごとに10万円以上も給料が上がりました。大企業と中小企業では、初任給がそれほど変わらなくても昇給の点で大きな差が開いてしまうのです。こうしたことから、大企業では出世コースに乗るために水面下で熾烈な競争や駆け引きが行われることとなるのです。

働く環境について

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私の感想を正直に言います。働く環境については圧倒的に中小企業の方がアットホームでストレスがなかったと思います。

社内の人数も少ないため、他の部署の人であっても知らない人はいないというくらい家族的な接し方や付き合いをしていました。また良いか悪いかは別として、役職もあまり気にせずフランクに話す方が多かったのも特徴のひとつです。

逆に大企業では、大きなビルに何フロアーも跨いで大勢の社員が働いているため、フロアーが一つ違っただけで顔も名前もまったく知らない、むしろよその会社の人という感じで接するようなことが多かったです。入社して一番驚いたのは、社内の人間同士で名刺交換をすることです。それだけ人数が多く、一人一人をきちんと覚えられないということです。少人数の中小企業から転職してきた自分には本当に驚きでした。

以上のことから、大企業は収入面では安定しているものの、職場環境としては中小企業に比べて少々働きづらいと感じる人もいるのではないかと思います。

逆に中小企業は、アットホームな雰囲気が合っている人にはストレスをあまり感じることなく働けるのが魅力ですが、生涯賃金という点では大企業に圧倒的に及ばないというデメリットがあります。

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これ以上はキリがないので、いずれまたお話ししたいと思います。また、あくまでも私の経験論からお話ししているということをご理解いただければと思います。

今日も最後までお読み頂きましてありがとうございます。

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