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【節目】事業承継の基本合意をしてきました

こんばんは。
自立に向けてログハウス・ビルドを始めようとしているとっとです。


いま、長男(小2)と長女(4歳)の二人を連れて、実家のある九州宮崎に帰省しています。

年末年始の帰省ではあるのですが、これには大きな目的が一つありました。

来年春から事業を承継する予定のログハウス・ビルドの基本合意を現オーナーさんと結ぶためです。


昨日実家に着いて少しゆっくりしたあと、今日は朝から宮崎市にあるログハウス・ビルドの事務所にお邪魔してきました。



5ヶ月ぶりの事務所で基本合意

今回は飛行機での帰省ですが、この夏には長男とふたりで帰省し、その時にも事業のオーナーさんと話してきたのでした。


その時はわたしの自己紹介をしたり、どのような事業なのか説明を受けたりと、面談という位置付けでいろいろとお話を伺ってきました。


その後もオーナーさんとはメールでやりとりを続け、本格的にわたしに承継したいとのご意思を伝えられたのは9月の半ばをすぎてからでした。


そして今日、ログハウス・ビルドの事業をわたしに承継すると言う意思をお互いに決めた、という証である基本合意書にサインをしてきました。

この合意書、通常は仲介業者や引き継ぎ支援センターなどが間に入って準備してくれるのですが、オーナーさんが過去に別の方と調整したときのサンプルがあったので、それをわたしが今回のケースに当てはめて事前に書き直し、作り込んだものを用意していきました。


事務所に入ると、最初に現オーナーさんから今後の手続き関係の話をしていただきました。

その後、わたしが2部印刷して持ってきた基本合意書を、わたしが声に出して読み合わせを行い、お互いにサイン・押印しました。

オーナーさんはあまり気にはしないとは言っていましたが、今日は大安だったようです。


基本合意を結ぶと、今後わたしのみと譲渡契約に向けて調整をすすめる、という専属の調整権が与えられるという効力があります。

そのため事業承継仲介サイトでの後継者募集の掲載は、今日の基本合意をもって今後削除されていくとのことでした。



今後のすすめ方

サインをしたあとは、いろいろと雑談込みで今後の進め方や心構えといったところをお話聞いたり、わたしも考えていることを伝えたりしました。

いろいろな手続きはあるものの、次のホールドポイントは4月に交わす約束をしている譲渡契約になります。

こちらも、わたしが宮崎県の引き継ぎ支援センターから様式を入手していますので、来月にはそれをわたしが見直してからオーナーさんに一旦メール送付することになりました。


今後ざっくり、わたしは3月に退職して引越し、4月からは一時的に実家に寄生、4月19日に譲渡契約を結び、その日からわたしが代表になる計画です。

4月19日という日は、今から23年前に現オーナーさんが創業された日であり、24年目となる来年2023年の4月19日に新たなスタートを切りましょう、と調整をしてきたのでした。



営業はしなくていい

今後の進め方に加えて、実際に来年の春からどのように事業をしていくかという話も少しありました。

オーナーさんは数年前から現在にいたるまで、コロナ対策として大型の案件(一般住宅級)のログハウス受注を断っている状態が続いています。


わたしが引き継いだら営業をしていくのかな、と漠然と思っていましたが、オーナーさんいわく、そのようなことは考えずに、来た問い合わせに対して今のように断らず、拾っていくところから始めればいいとのことでした。

その問い合わせがくるようにするために営業をかけて集客し、成約確率をあげるものだとおもっていましたが、20年という実績が、受注サイクルの最初のトリガをお客様からかけてくれる状態まで昇華されているのだと理解しました。


実は昨日、実家で親父と飲みながら話していたときにも、親父が同じようなことを言っていたのです。

親父は30年以上、木材を加工する製材所を営んでいます。

その親父が言うには、なにも営業しなくてもお客さんがくるから、それを一つ一つきちんとこなしていけば、食うに困ることはない。
やっとここまでこれた。

というのです。

といっても親父は70過ぎており、サラリーマンならとっくに引退している歳です。

親父が30年かけ、オーナーさんが20年かけて昇華してきたこのようなスタンスに辿り着いたのは、気の遠くなるぐらい繰り返し繰り返し誠実な対応を継続した賜物であり、わたしはそれを事業承継という形で引き継ぐわけですから、かなり身の引き締まる思いがしました。

とはいえ、たくさんの方にログハウス・ビルドを知っていただくのは嬉しいことですので、集客につながるかはさておき、正式に引き継いでスタートを切ったらnoteでもいろいろとご紹介していければと考えています。



唐突な課題

今後の進め方やちょっとした心構えなどをお聞きした後、オーナーさんがおもむろに、

ちょっと、相談というかアドバイスというか、なんというか・・・

とめずらしく歯切れの悪い切り出しをされてきました。


なんでしょう?

と言うと、


あなたのかけているそのメガネなんだけど、ちょっとインテリっぽいから、できればもっと薄い感じのに変えたほうがいいかも。


・・・

意外なアドバイスに少し面食らいましたが、言いたいことはわかりました。

現職が人工衛星の設計開発とはいえ、わたし自身は全くインテリではありませんし、メガネも普通の黒縁なのですが、これまで様々なお客さんを相手にしてこられたオーナーさんが言うには、わたしはとても良い目つきをしているのに、それをメガネが台無しにしているそうです。

6月にzoomで行った初顔合わせの時から思っていたそうです。

そんなに!?


そのオーナーさんも若い頃はヒゲを生やしたり飾ったりしたこともあったそうですが、今思うとお客と接するのに不要だったなと内省されており、わたしの見た目に対してメガネだけは言っておきたかったご様子でした。

このメガネもzoffで安いのを選んだだけだったのですが、特にこだわりがあるわけでもないので、神奈川に帰ったらメガネを新調しようかとおもいます。笑

ただ、どのようなメガネがいいのかちゃんとわかっていないので、なるべくかけてるかかけてないかわからないような、わたしの目もとが見えやすいような、縁の薄いものでいいのかな、などと悩んでしまい、ちょっと課題を与えられた気分です。



自宅拝見

事務所で1時間強ほど雑談をしたあとは、オーナーさんの自宅に付いて行きました。

ご自宅には倉庫があり、これまでの現場であまった残材や道具類が整理されていました。

それらについてもこれから分別して引き継ぎの段取りをとっていこう、とお話をしました。

奥様もいらっしゃいました。今後長い付き合いになるとおもいますのでよろしくおねがいします、とご挨拶させていただいたのでした。



まとめ

今日はわたしにとってまた一つ大きな一歩を踏み出した日になったので、日記がてら事業承継の基本合意についてご紹介させていただきました。

今の会社に意向はすでに伝えていますが、年が明けたら改めて、もう引き返すことはないと念押ししておこうとおもいます。


今夜は長男と長女はじぃじと寝ていて、わたしはひとりMacbookでこの記事を綴り終えようとしています。

南国宮崎とはいえわたしの実家は盆地にあるため、めちゃくちゃ寒いです。

しかもうちの実家、大工経験もある親父が建てたのは知っていたのですが、断熱材が一切入ってないということを今日初めて知りました。

どおりで毎年帰省するたびに寒いわけです、、

実家もログハウスで建て替えたいですね。


みなさんもあたたくして年を越してください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



自立に向けて活動した記録をまとめています。よろしければこちらもぜひ覗いてやってください!


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