あの樹の下で
どうもズシシΔです！
皆さん4月も中旬ですが、花見はされましたか？
僕は近くの公園の桜とか、車で通り過ぎた所にある桜とか見た程度です。
この前桜の名所のニュースを見ました。
感染症対策の為に立ち止まっての花見の自粛を求められていました。
いつになったら以前のように気兼ねなく花見をできるようになるのでしょうか？
その時が1日でも早く来るのを切に願うばかりです。
前回のまっちゃんの日記はこちら↑
さて前回のまっちゃんの日記ですが、ビキニが出てくる時点で下心ありなのでアウトだと思いました。
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【まっちゃんからズシシΔへの質問】
10年後、いつもの桜の木の下で...どう？
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「結構変わっちまったな」
俺は久方振りに訪れた町を見て独りごちる。
当時とだいぶ変わってしまった街並みを見て、寂寥感を覚えつつも目的の場所に向かった。
「はは、懐かしいな」
だいぶ変わってしまってはいたが、それでも当時と変わらないものも当然存在する。
「ここでよくあいつと走り回ったっけ」
記憶の中と同じ公園を目にするとあいつのことを思い出す。
俺の親はいわゆる転勤族で、学生時代は色々な学校を転々とした。
そのせいかなかなか友達も出来ず、一人でいることが多かった。
そんな中あいつだけは強引に俺を連れ回した。
最初は迷惑だったが、自分勝手に振り回すあいつに付き合っていると、俺も段々と楽しくなっていった。
時間を忘れるくらいに楽しかった。
あいつも心から楽しそうに笑っていた。
まるで幼い頃からずっと一緒にいると錯覚する程に。
だから、忘れていた…
俺はずっとここにいられる訳ではないことを…
「次の転勤が決まった」
それは親から唐突に言われた。
今までのスパンでも最短だったと思う。
経験則からしてもう数年はいられるものだと思っていた。
初めて毎日が楽しいと思える日々だった。
この日々が終わるのを受け入れることが出来なかった。
だから…、あいつに言えなかった……
それは転校を2日後に控えた日だった。
俺とあいつは前々から作っていた秘密基地を完成させた。
場所は人があまり寄り付かない桜の樹の下。
俺がこの学校に転校してきたのは、親の都合もあり、桜が散った後のことだった。
その為か俺にここの桜が満開になるところを見せたいと作り始めた秘密基地だった。
ここはあいつのとっておきの場所だと言っていた。
そのこともあり、俺は転校のことをあいつにまだ言い出せないでいた。
しかし、言わないままあいつと離れたくはなかった。
だから意を決して転校のことを話した。
「俺、明後日転校する…」
「は…？…なんだ………それ？」
その後のことはあまり記憶にない。
自分が悪いと思いながらも、言い合いになり、結局その日は喧嘩別れみたいになってしまった。
そして転校の日。
あれからあいつとは口を聞いてはいない。
話しかけようとしたが、全部無視された。
引越しまであと数時間と迫っていた。
俺は最後に一目見ようと、あの桜の樹の下の秘密基地に行った。
そこにはあいつが、こちらに背を向け下を向いて立っていた。
今にも泣き出しそうな雰囲気で。
「黙っていてごめん」
俺はあいつにそう話しかけた。
しばらくあいつは黙っていた。
俺も何も言わず、立ち尽くすしか出来なかった。
「じゃあ、俺そろそろ行かないと」
そう言って立ち去ろうとすると、あいつは振り返り涙を流しながら、
「10年後、ごの桜が満開に゛なっだ時にまたここで会おう！」
そう言った。
あいつの声を久し振りに聴いた気がした。
嬉しかった。
俺も泣きながら
「わがった！10年後にまたここで！やぐぞぐだ！」
と言い俺たちは別れ、それ以来会っていない。
前にも後にも真に親友と呼べるのはあいつくらいだ。
転校した後何回かあいつに連絡を取ろうとしたが、どうやらあの後すぐにあいつも転校したようで、終ぞ連絡は取れなかった。
今思えばあいつもあの時すでに転校することが決まっていたのだと思う。
だから、10年後という約束にしたのだと。
「あいつはあの時の約束、覚えているのかな？」
若干の不安を覚えながら俺はあの桜の下に急ぐ。
そして………
こんな感じで、どう？
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【ズシシΔからTつぐへの質問】
そろそろ僕の誕生日なんですけど、一言ください！
コメント、批評、添削なんでも歓迎です。でもあまりにも悪く書かれると独り泣くかもしれんので手加減して。
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