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フリーランスの年越し

年末になると、いつも気になることがある。

(来年も仕事があるだろうか)

12月は結構バタバタと現場作業は多いのだが、
終わってしまうと、急にそんな不安が襲ってくる。

仕事の規模とか内容とかどうでもよく、
来年も生き続けられる保証安心が欲しいのだ。

(打合せでも何でもいいからスケジュールを入れてくれ)

そんな思いでフリーランス36年余り、
かろうじて年末には、新年の仕事のスケジュールが入っていて、
やっとホッとお正月を迎えられる気持ちになるという毎年繰り返し。

過去を思い出すのも今、未来を心配するのも今、
今が大事と言われても、
小さな未来の安心は欲しいと思う弱い自分。

お金があれば幸せになれるのか分からないけど、
お金があればある程度の不安は解消される現実。

と、来年のカレンダーが少し埋まっているのを見て、
幸せだよなって思う忘年会の帰り道。


(補足)
本業はフリーランスであるが、
月の1/3ぐらいの夜、
お寺の宿直みたいな事を、東北の震災直後から始めていて、
(元々は無力な自分への修行のつもりだった)
安いけど給料も頂き、健康保険や厚生年金等も払ってもらっているので、
まあフリーランスの仕事が途絶えても、
最低限の生存は確保しているという姑息な自分。

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