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アンプ直とデジタルエフェクターの間には

漢はアンプ直!なんて短絡に思わないけど、
アンプ直とデジタルエフェクターを挟んだの時とでは、
どうも何か壁というか、膜のようなものがある気がする。

映像の世界は、音の世界の後を追いかけて進歩している。

デジタル化もそうで、音の世界が
先にどんどんデジタルが進み、やがて映像の世界も、
フィルムをハサミで切っていた頃から、
だんだんビデオテープ編集となり、今はデジタル編集となり、
やがて撮影の現場もフィルムを使うこともなくなり、
フルデジタル化しているのだが、機材的に待たされることもなく、
リアルタイムに撮影は進んでゆくので、全くストレスがない。
(編集時、複雑な合成とかだとレンダリング待ちはあるけど、
そんな時間も雑談とか出来るので楽しい)

音の方も、現場や最終の仕上げとなるMAV作業において、
同じくストレスを感じない。

上がライブ用、下がリハ用

が、これだけデジタルな世の中になったのに、
ベースのエフェクターには、ストレスを感じることがある。

まずは、デジタルな遅れ。
ほとんど感じない、許せるレベルだとは思うのだが、
どうも手のタッチと出音にズレを感じることが多い。
聞いている人には分からないレベルなんだろうけど、
気になって仕方がない。

あと、効果の掛かり方に、一枚薄い膜があるような、
ほんの少し遠くにあるような感じがする。
バイパスの音でさえ、それを感じる。
何度もアンプ直とエフェクターの有無を試したので、間違いない。

ちなみに、アナログ回路なエフェクターには、
そんな事は感じない。
デジタルなアンプにも、あまり感じない。

多分一番現場で活躍しているプリアンプD.I.

やはりアナログな音→デジタル変換、処理→アナログな音という
処理過程にレイテンシーが生まれているのか?
電子レンジで、見た目は変わらずあったかくなるけど、
分子レベルでは、前とは別物になっているという話を思い出す。

多分、高品位なスタジオでのデジタル機器なら、
そんなストレスもないのだろうと思う。
(実際、エンジニアさんに丸投げお任せしている)

で、遊び道具としてマルチエフェクターはとても楽しいのだけど、
本番では、D.I.だとアナログなプリアンプだけ、
アンプ出しならアンプ直、
どうしてもエフェクターを使う時は、アナログなエフェクターとなる。

今の所、プリアンプはMXRのM81とエフェクター使用時にAguilarのDB925
エフェクターは、AguilarのOCTAMIZER(アナログオクターバー)ぐらい。
Electro-HarmonixのBass Soul Food Overdriveも悪くない。
MXR M299 Carbon Copy Miniも良かったけど、今はない。

チューナーはトゥルーバイパス設定で、キルスイッチとして使っている

アナログな他のプリアンプ、
ワウペダルや空間系はまだまだ試したい。
エフェクターを並べるベーシストはすごいなって思う。
多分、そんな方向性にはならんのだろうけど。


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