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#架空日記
「除名宣告」幻想日記
突然の胸の痛みに悶え倒れるも、すぐ収まった。不安になって病院に行くと絶滅したはずの感染症「ヘポタイヤ病」との診断。直ちに4号棟4階の4号室に入院。「先生、これはどういう病気なんですか」「ほ、ほぼ風邪みたいなもんですよ、でででですが万が一の事がありますからこの部屋から出ないでください」。
安堵したのも束の間、その日のうちに親戚友人が総出で見舞いに訪れ、「何か食べたい物や欲しい物はないか?」とガラス
「Grandfather's Psychedelic Breakfast 」幻想日記
「最後にサイケデリックな朝食を食べたい…」もってあと数日と言われ入院していた祖父が突然起き上がって声を絞り出した。早速相模湾でとらふぐを釣り上げ、翌朝刺し身にして出したところ全身痙攣。直後「か、体に電気が満ち溢れてくるっちゃ!」と叫んだきり意識不明。
皆が慌てる中、5歳のひ孫よっちゃんがふざけて鼻に充電器を繋ぐとスマホが一瞬でフルチャージ、家族は歓喜に湧く。騒ぐ医者を金で黙らせ、痙攣し続ける祖父
「冥土喫茶」幻想日記
池袋に来て「埼玉都心はパラレルパラレルパラレル」と口ずさんでいたらビラ配りのメイドに「いつからここが並行世界ではないと錯覚していた?」と迫られ、連れられたのは薄暗いメイド喫茶。
店内は血生臭く、厨房からは悲鳴が聞こえ、メイド達はケチャップまみれだった。パサパサオムライスが次々と量産され「エロイムエッサイム」の呪文でふわとろへと姿を変える。それを食べた客はもみ上げ白髪の老人からニキビ面の青年へと早
「パンツをたずねて三十年」幻想日記
どんなにスカートが短くてもパンツが見えないのはそもそも履いていないからだ!との天啓を受けた私は全盛期の森○千里を求めて1990年へと向かうため、タイムマシン開発に没頭。
しかしタイムマシンmarkⅲ試運転中の誤作動により時空の狭間に吸い込まれ、辿り着いたそこは高度成長期の東京。仕方ないので幼児の秋○康を探し出し「大所帯より少数精鋭」「握手券で曲を売るのは大罪」と刷り込み世直しを測ったがタイムパト