見出し画像

あってよかったスマートフォン

私に「彼氏」と呼べる存在ができ、早いもので1ヶ月が経った。

「週1回は必ず電話、月1回くらいでデートする」

なんとなく決めた約束とは裏腹に、1ヶ月間に3回デートをし、週に3回は電話をした。

LINEでのやりとりは毎日している。
平日は朝5時から夜22時くらいまで。
彼が休憩時間を私に合わせてくれて、仕事の合間の休憩中も連絡を取り合った日もあった。

自分でもよく飽きないなと思っていた。

そんな感じで1ヶ月間過ごしていたけれど、私は彼のことが本当に好きなのか分からなかった。

ありきたりな表現だが、彼は誠実で心底優しくて素敵な人だ。友人に写真を見せると必ず「好青年って感じする」と言われる。

上司からの信頼も厚く、職場のパートのお姉様たちからは「世子様(せじゃさま・韓国語で''王子"の意)」と呼ばれているそうだ。

毎日のように愛の言葉をくれるし、些細な事でも褒めてくれる。遂には「(私の)精神安定剤になりたい」と言ってくるほどだ。依存はしたくないからさすがにそれはお断りしたけど。


私はそんな彼のことが本当に好きなのか分からなかったのだ。

そんなモヤモヤに答えを出せた出来事があった。

夢の中でも彼を想っていたのである。

先日、スマホを職場に忘れる夢を見た。
その時、私は真っ先に「彼に連絡ができない。心配かけちゃう。どうしよう。」と考えていた。

夢から覚め、スマホの所在を確認した後、「ちゃんと好きになっていたんだ。自分の中で大切な存在になっていたんだ。」と実感した。

いつまでこの関係が続くか分からないが、気持ちはちゃんと伝えていきたいものだ。
そしてスマートフォンを職場に忘れないよう気をつけたい。