ザッツこいちゃん第3回小袋成彬「Piercing」

好きなんですよこのアルバム。
小袋成彬さんで「Piercing」でございます。

マックのごはんバーガーが食べてみたい。
マックの社長にも、どうにもお米が食べたい夜っちゅーもんがあったみたいですね。マックの社長にだけはそんな夜は来ないと思ってたんですけどね。
僕は昔からてりやきバーガー食べながらお米食べてたんで気にならないですけど、普通の人はお米が食べたい夜にマックは行かないんじゃないかなと思ってしまう。どうなんでしょうな。

新しい音楽を探すためだけにJ-WAVEのMUSIC HUBをほんとたまに聴くんですけど、そのパーソナリティ兼DJが小袋成彬さんなんですね。
そんで話聞いてるとこの人ってすごい外向的なんですよね。
ラジオでしてた話ですけど、例えば10年くらいぶりにあった女の人を平気でクラブに誘ったりするんですよ。その女の人はクラブなんて行ったことないのに。行ってみようよっつって。
多分この人は電車の待ち時間とか帰り道に平気で友達に電話かけたりするタイプのやつだなと。月並みだけど陽キャやなと。そう思ってたら「分離派の夏」っつーアルバムがでまして。

これがもうものすごい内省的なアルバムでギャップがすごくて。
宇多田ヒカルさん絡みで出てきたからちょっとセルアウト的な要素を感じちゃって牽制してたんですけど、それでもどっぷりハマっちゃって。
それ以来僕は陽キャで人を括ることは絶対やめようと誓いました。まず悪い意味じゃないし陽キャラって。


さて「Piercing」の話でした。
例によって学がないのでPiercing…うーん…ピエール…?ってなってたんですけどこれピアスの穴をあけるって意味らしいですね。
んでタイトル通りピアスを開けるときみたいな思い切りの良さとか、やっちゃえ!っていう感覚で作ったっていう話らしい。

うーんめちゃくちゃ陽キャじゃねぇ?

前髪をのばし
服を衝動買い
値段なんて見ない
(♯1 Night Out)

1曲目でも言ってくれてます。やりたいことやったれってことや!

こいちゃんずチョイスは以下になります。
#1「Night Out」#4「Bye」#5「New kids」#8「Three Days Girl」#9「Down The Line」#12「Gaia」

個人的には5曲目の「New Kids 」の客演のKenn Igbiさん(彼は音楽家でもなくシステムエンジニアをやってるらしい)の英語詞から「待って なんか今日空が青くね?」って女子高生並みに場面転換するところがたまらなく好きです。

全曲ほとんどの声にエフェクトがかかってたり、1曲目のNight Outでもやったりしてる音を少しずつ重ねてく感じとか、1つずつ見ると「〇〇っぽい」って要素がたくさんなのに「〇〇っぽい」のまま終わってないのが素敵ですね。
特にアルバムの最後の最後、12曲目Gaiaの「光より先の未来へ」ってリリックはFrank Oceanのアルバムの最後の「How far is a light year?」-「1光年ってどれくらい?」って歌詞と重ねてんのかなみたいな。そういやOceanだからGaiaなのか?みたいな。

答え合わせはできない遊び心満載の宝箱のようなアルバムということでこちらも見事に個人的2019年ベストアルバムでございました。

マックの社長もピアスあけたれ精神でがんばってるのかも。どちらも大成功を願っております。