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ちょこぺろの配信とXPのインフレ

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はじめに

夢中でプレイをみてしまった

先日、スプラプレイヤーで有名なちょこぺろがXP5000を目指して奮闘していたがXP4969までいったところで
惜しくも敗北した。更にその負けによりXPを-568も引かれてしまい、コメント欄も通夜の如く悲色に満ち、
同時接続数も5000ほどまで一気に落ちた。


https://live-ranking.userlocal.jp/archives-ranking/youtube,twicas,mildom,openrec?date=2024-08-23

上掲の生放送リアルタイムランキングというサイトによれば、
このときのちょこぺろの接続数は21,812人であり、
金曜日のyoutubeにおいて23位であった。

近頃、ちょこぺろが毎日配信していることもあり、私ズンダもスマホからyoutubeをみていると
「いつもXマッチにもぐってるなあ」と思いながらみることがあった。

彼は本当にうまい。気づくと熱視している自分がいて驚いた。
こういう才能がある人物をみるのは誰でも好きだろうが、私は四年ほど前に出した動画でものべているように、
「才能を純粋にほめるべきであり、努力という程度の低い概念をだすべきではない」という考えである。

よって才能をほめたからといって、彼を軽視しているわけではないということを先に記しておく。そもそも、才能はその人がもっている唯一なのだから、それを褒めたら、その人を軽視したことになる理由が全く理解できないのだが、世人は「努力をみとめろ」などと訳の分からないこと言い出すので、当惑してしまう。

閑話休題

XP5000という記録が更新されるかどうかも見所であり、

だいたい同時接続は五千人ほどが平均であったとおもうが、
さすがにこの金曜日はXP5000というメロン君とよばれるプレイヤーのみが到達した地点にちょこぺろが行かんとする配信であったために
その数字は鰻登りに上昇、21812に及んだのも理解できるものであった。

と、同時に彼がその挑戦に失敗した後は5000人ほどに戻ってしまった。潜在的にXPに興味ある人間がおよそ17000人ほどいるということになる。

なんにせよ、この配信ははスプラ3における「XPのインフレ」や「スプラは盛り上がってない」とはどういうことなのかという話に材料を与えてくれた。

上位勢が「大会が盛り上がっていない」という議題は私ズンダがここ一週間、noteでもかいてきたことだがそんなにはピンとこない。ましてやスプラ3が盛り上がってないというは以前から、さらさら同意できない。

これについては以下の記事をどうぞ。


XPのインフレが当てはまる人々

一般人よりはうまいが、とんでもなくうまいわけではない人たち



しかし、XPのインフレに関しては実は一部の人間のみにこれがあてはまっている。

それは、XPが3000、4000ほどあるが5000はいけない人々である。

彼等はうまい。私の放送でもXP3000の人たちがいるが、XP2000中盤から後半が主流の私の放送だと、彼等に歯が立たない。

だが、残念なことに、XPが3000あろうが、その人のプレイをみたい人はいない。

一般人がみたいのはメロン君のXP5000を超える可能性があるXマッチなのである。

ちょこぺろがメロン君に並び、また、メロン君を超える可能性があるという
一点においてのみ視聴者数は増えることになってしまっている。

これは別にちょこぺろでなくともいい。
他の誰であってもXP5000近くになればおそらく同接は増え出すだろう。
むろん、知名度が低いので、ちょこぺろ並になるわけではない。だが、盛り上がる。

大事なことはメロン君の記録に達するか、それを更新できるかである。

XP競争《は》インフレ化し、見世物の価値を失った


ここではじめて世間でいわれている「スプラ3 インフレ」の意味がわかってくる。

メロン君がもたらしたXP5000は多くの上位勢、特にXマッチを主に配信している人とってインフレをもたらした。

というのも、XP3000や4000は普通一般からすればとてつもない数字ではあるが、XP5000からすればあまりにも少ない。XP3000だとしてもメロン君とは2000もの差がある。
この2000の差をみたときにXP3000や4000の価値は下がってしまう。

XP5000のせいで、他のXPは見世物としての価値を失ったのである。

つまり、《全体が凄まじくインフレ》しているのではなく、《普通一般の人よりも遙かに上手いがしかし、XP5000にいけるほどの能力や挑戦権を得ることができない配信者にとってインフレ》が起こっているのだ。

この問題が上位勢にとって死活問題なのは
「XP5,000に近くならないかぎり、同時接続が増えない」ということだ。
要するにXPは、XPが1500だろうがXPが4000だろうが視聴者数に対する寄与度が低くなってしまった。

「寄与度が高いのはXP5000に垂んとするものだけ」ということである。

なぜ《大会がもりあがらない》という話をしだしたのか


ここでなぜ彼等の一部が「大会が盛り上がらない」と言い出したのかがわかってくるだろう。

彼等は「XP競争においてXP5000を目指さない限り、知名度が上がらない」ことを理解しているのだ。

だが5000になれるほどの力はもってない。この力は上手さもあるだろうし、時間や体力、集中力、やる気もあるのだろう。もちろん、上手ければ上手いほどXP5000への挑戦権を得られるので、根本的にはその人が上手ければ上手いほど挑もうとする。

これが私ズンダの思う、スプラトゥーン3、XPインフレの答である。

まとめよう

今回のまとめ~インフレを感じる人とは?~

①XPが高騰したことによって下がったものは《上位勢がXマッチの配信における価値》である。
XP5000という稀少に至る気配がなければXPが3000あっても4000あっても相手にされない。

②XPが1000や2000台の人間—もちろん、XP3000でも4000でもその人の能力毎に限界はあるので、必ずしも上がりやすいわけではない—にとっては、依然としてXPはあがりやすいものではなく、時間をかければ上がるものではない。自分かあるいは環境や武器に変化や調整がおこらないかぎりはXPはあがらない。妥当な指標として機能している。
配信者でない人が多数であり、各自が自分の目標XPを目指してXマッチに潜っている。また、配信者でない人が多いので《配信における価値》を意識することもない。これはインフレを意識しない理由の一つでもある。

これをみると、実はスプラトゥーン3におけるインフレという神話やモチベーションの喪失、スプラ3には盛り上がりが欠けるといった話は、
《一部の人間にだけ影響があるインフレに該当している人物による発言》が多数なのではないか。

それと全く関係のない人たちにとってはスプラ3は普通のゲームであり、もしつまらないというのであれば単にゲームに飽きただけなのではないか。


今回の論旨を招いた一因は、高すぎるXP5000をだしてしまったメロン君のせいという皮肉な結論になってしまうが、彼は自身の才能を発揮しただけであり、彼のおかげでちょこぺろの配信が盛り上がっているのだから、責はない。


邪推が許されるのであれば、彼はそれがわかっていたからこそ
身内に配慮して「XPの上限を決めた方が良い」とのべたのではないだろうか。

ただ、もしXマッチやXPがないとすると、スプラトゥーンで取り上げることは殆どなくなってしまうのではないか。その結果、炎上を狙ったような動画しか需要がなくなってしまいそうだが、そんなのが面白いのだろうか。



※なお、先頃でたスプラプレイヤーのみならず他のゲームでも好成績をあげているたいじの動画において、彼はスプラはゲームとして飽きられただけといっており、これについては同意である。この飽きられただけという結論は私ズンダの上にあげた記事を参照されたい。




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