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「変わってるね」は、誉め言葉。

人と距離を置いているほうが心地よい。
楽しそうな人たちに、離れたところから視線を送る。
積極的にそうしたかったわけじゃない。
気づいたら、そうなっていた。
子どものころから、クラスに一人は、いたタイプ。

人は、いろいろと話しかけてくれる。
心配してくれる。
手を差し伸べてくれる。

そんな手を振り払って生きてきた。
手を差し伸べるとき、上からの手と、正面からの手がある気がする。
若い時は、どこから伸びた手も、振り払った。
独りで頑張れる、自分を生かすのは自分だと思ってきた。

「変わってるね。」
よく言われた。
人に迷惑をかけたり、面倒をかけたり、可哀そうだと思われたりするのは嫌だったし、人と同じようになど歩めないと思っていた。

「変わってるね。」
そう言われるのは、嬉しかった。
人と違うということを認めてもらった気がして。

嬉しいと言うと、また
「変わってるね。」
って言われる。ニンマリしてしまう。

行かない方がいいと言われたところに行き
やめた方がいいという仕事に手を出し
「その人と結婚するなら、結婚式になんか出席しないからね。」と友達から言われた人と結婚した。

そして、みんな失敗した。

年を重ねてきて、差し伸べられる手のあたたかさも、わかるようになった。
この手なら、掴んでみようかなと思う手もある。

自分は、どんなふうに人から見られているんだろう。➡人にどう見てもらいたいんだろう➡気にしなくても、見てくれている人はいる➡自分のペースで生きよう。
年とともに変化している。

相変わらず、たぶん一生、「変わってる」自分は変わらない。
それを認めてくれる人がいるから、人生は楽しいと思える。




ありがとうございます。優しさに触れられて嬉しいです。頑張って生きていきます。