ホテル療養7日目
冷え冷えのお茶が入ったペットボトルをまたぐらに挟むと涼しい。お茶以外に水やドクターペッパーでの代用も可。
このくらい追い詰められているのである。冷房が入らないし扇風機もない。暑い。ひたすら暑い。これからホテル療養をする諸君には、暑さ対策を万全に施してほしい。
連日天気がいい。幽閉されているのでまるで関係ないが、やはり晴天は屋内から見ていても気持ちがいい。むしろ直射日光を浴びない分、部屋からの晴天が最も爽快であるやもしれん。
街を歩く人々はうだっているのだろうか。双眼鏡があれば通行人の額を見て汗の浮かぶさまを観察したものだが。
だが逆に通行人が双眼鏡を持っていたら、窓べりでフルチンの俺を捉えてしまう。そうなると逮捕だ。公然わいせつに及んだ覚えは毛頭ないが、フルチンに人権はない。
オーケー分かった、お互い双眼鏡は捨てよう。裸眼で過ごす。そして何も見ない。それでいいな? よーし、良い子だ。
さて、予定通りであれば明日が最終日である。どうなることか、無事に退所できるのが一番だが――
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