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お空の切れ端
![](https://assets.st-note.com/img/1706426968696-7XuXf0yvAN.png?width=800)
あんまりお空が綺麗なので、お空にお願いしてみました。
「端っこの方でいいから、分けてくれないかなあ。」
「いいよ。」
意外なことに、お空からすぐに返事が返ってきました。
そして、足元に、お空の切れ端が、はらりと落ちてきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1706427092737-RtxosX7DtQ.jpg)
私はお空の切れ端を拾い上げると、わんこに見せました。
![](https://assets.st-note.com/img/1706427119715-C4l5vm3boc.jpg?width=800)
わんこは目を丸くして言いました。
「それをどうするんだい?」
「気持ちが沈む時にね、取り出して見るの。
晴れた空を見るとね、心が明るくなるから。」
そして、私はお空の切れ端を、自分の宝物箱にそっとしまいました。