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インドア派の彼

インドア派の彼。

「外に出るなんて嫌だよ。」
「まあ、まあ、そう言わずに。」

なだめすかして車にお連れしました。

野菊と一緒にパチリ!

公園のベンチには、どんぐりの帽子だけがありました。
帽子の持ち主はいずこへ?

切り株。切り口が新しくて痛々しい。先日の台風で折れた木でしょうか?

帰りにコンビニに立ち寄り、サンドイッチを買って帰路へ。

「たまに外に出るのもいいでしょ?」
「フン!無理やり連れだしておいて。」

「実は今週ね、土曜日に仕事が入ってしまって週末図工室にあまりいられないから、急場しのぎにね。あなたを連れ出したというわけです。どうかお許しを。」

「そんな時は、記事のアップを休みなよ。」

「うーん。自分でもそう思うんだけど、欲が出ちゃうんだよねえ。」

「完全に自分で自分を縛っちゃってるよ。」

「うーん、よろしくないね。でもさ、わかっているけど、やってしまうことってあるじゃない。

「あー、愚かです。業が深いです。」

「それが人間ってものなんですよ。」