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愛読書

       「贅沢貧乏」     森茉莉 著

        
           表紙カバーは 斎藤和雄


カバーは、私にとって、
    森茉莉流に言うと「こうでなくてはならぬ(贅沢貧乏P8)」のだ。

  繊細な点描と淡い彩色は、作品世界の(夢)に いざなってくれる。


現実。それは「哀しみ」の異名、である。空想の中でだけ、人々は幸福と一しょだ。(P14)

夢こそこの世の真正の現実。そうして宝石(P15)