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私が無事に花（部屋）に降り立つと、花はゆっくりと閉じていった。 花びらを通した光の色が綺…
船は、まるで天体の重力にひっぱられるように、花に近づいていった。 ある程度、近づいた所で…
やがて、眼下に巨大な花が見えてきた。 「これが、お客様に ご用意したお部屋です。」 私は…
魚はツアーの内容を、説明した。 【親指姫体験】 薬を飲み、体を小さくする。・・・乗船・・…
黒うさぎのミミは悩んでいました。 音がよく聴こえすぎるのです。 どのくらい聴こえるかとい…
朝、バケツにお花を入れて家を出ます。 朝市でお花を売るのです。 港に続く坂道を下っていきます。 石畳は、夜半に降った雨で濡れていました。 カモメが頭上を飛んでいきます。 磯の香りが強くなってきました。 港は、もう すぐそこ。 花を買ってくれる人は、大体顔なじみです。 少しばかり世間話をして、時々、魚を分けてもらったりします。 商いが終わると、大事なお金と売れ残りのお花と、 海の幸を抱えて家に帰ります。 朝下ってきた坂道を、今度は上っていきます。 家に帰って手を洗
最初は、昆虫かと思ったのだけれど、よく見ると人のような形をしていました。じっと見ると居な…
誰も乗っていないブランコが揺れていた。 だが、よく見ると・・・・居た居た。 妖精さんが…
木さんは、旅をする木です。 少しずつですが、自分で移動できます。 言葉を話せます。 あとは…
ホテルのベルパーソンは、口をポカンとあけていました。 確かに「木」という名の予約が入って…
やがて、雲の間から、太陽が顔を出しました。 それを合図に、お休み処の楽しい宴もお開きとな…
（つづく）
