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125杯目:学生時代、部活動をやりきると根性がついて、困難にも耐えられる!は、嘘だった!?

小中高と少年団や部活動で頑張る!!

勉強と同じくらい成長していく上では重要なことです。

毎日、毎日、苦しい練習に耐えて、

同じ目標に向かって、みんなで力を合わせて頑張る!!

それらを通して、

仲間と助け合う大切さや、

他人を思う気持ちなど、

学校の勉強だけでは得られないような貴重な経験をします。

そして、そうした厳しい練習に耐えることができれば、

将来社会に出て、どんな困難にも負けない強い精神力が養われます。

そのように教えられ、自分もそのように思っていました。


しかし、それは本当は嘘!

とまでは言わないですが、

その厳しい練習に耐えたからと言っても、

その後の厳しい局面で、乗り越えられるという保証があるわけではないのです。


ある競技で、毎日毎日レベルの高い厳しい練習にも耐えて、

県でもトップクラスの実力まで上り詰めた男の子がいました。

小中高と、ひたすらその競技に全てをかけて。

そして、高校3年生でその競技を終えました。


その子はレベルの高い厳しい練習にも耐えて、

高3になり、その競技をやる場から引退しました。

本人もやりきったという満足感がありました。

県でもトップレベルの高校での厳しい練習に耐えたのですから、

すごい根性の持ち主です。

自分も小学生時代からずっと見てきていたので、

きっとこれからの人生で、

高い壁も乗り越えられると思いました。

そう思うくらい、その子は頑張りました。


そして、その子も18歳になり、

自動車の免許を取るために、

高3の夏、合宿免許教習所に通い始めましt。

その子も、とうとう車の免許を取る歳になったんだなー!と、

他人ながら喜んでおりました。


ある日、仕事先から帰ると、その子がうちに来ていました。

あれっ、合宿免許教習所行ってるはずなのに、

いくら合宿とはいえ、帰ってくるの早いな!?

って思いました。

本人に聞いてみると、教習所の先生と相性が悪かったらしく、

逃げるように帰ってきちゃったそうです。


えっ???

自分はビックリしました。

そりゃ、初めてのことだから、

自動車の運転も思うように出来ずに悩むことはあるでしょう!?

嫌になることもあるでしょう!?

でも、だからって嫌になって帰ってきちゃうって???


自分の中では、基本的には免許を取得して、

誰でも運転できるくらいだから、

そう難しい能力を試されるほどのものではない。

なので、自動車教習所くらいで(失礼)辛くて辞めてきちゃうって・・・。


その時、自分はすぐに、

一生懸命歯を食いしばりながら競技に打ち込んでいる

その子の姿を思い出しました。

そして、その瞬間、自分の考え方がガラガラと崩れていきました。

ずっと、???な思いをしながら。


あの厳しい練習に比べたら、

教習所なんて、どうってことないと思ってた。

比較のしようがないほど。

でも、当人は嫌になって帰ってきてしまった。


そこで考えたことは、好きなことではないものに対して、

我慢するや耐えるという事は別だという事。

厳しい練習に耐えてやり遂げたという経験があるので、

そのような強い心を持ち合わせていることは間違えない。


しかし、その強い心は万能ではないということを知りました。

その強い心を、今度は自分の中でコントロールできないとダメなのです。

強い心はあっても、

それを新たな、今までとは違う種類の困難に向けることが出来なければ・・・


#コラム #部活動 #根性 #強い精神力


貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。