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636杯目:絵本作家・にしのあきひろさんの原点、太さ0.03ミリのボールペンを購入してみた

現在『映画 えんとつ町のプペル』が大ヒットしていますが、それの絵本の原作者・にしのあきひろさんのスタート時の代名詞となっている太さ0.03ミリのボールペンを購入してみました。

まあ、下心を言うと、ファンである西野亮廣さんへのミーハー根性もあるのですが、別にこれから絵を描くということではなく、これを仕事でも日常でもメモ時の筆記用具として使うことによってモチベーションを上げていこうと言う意図がありました。

絵本『えんとつ町のプペル』以降は分業制になったという事で、細かい描写はそのままにカラーになったのでだいぶ印象は変わりましたが、それまでのにしのあきひろ3作品はこの0.03ミリの細いボールペン1本で描いたと言われております。


その太さ0.03ミリのボールペンと言うのがコピック・マルチライナーというボールペン。
正確にはラインドローイング用ペンなので、ボールペンということではないでしょうし、メモ帳に書く筆記用具としては適当なのか分かりませんが、前記したように自分のモチベーションを上げるためのアイテムなので問題なし。

実際に手に取ってみると、『コレだこれだ!ペン先に向かってなだらかに鋭角になっていくボールペンの形状ではなく、本体からいきなり針のようにペン先が出ているこのルックス…まさに西野亮廣さんがDr.インクの星空キネマを描いていた時のペンだ😊
コレだけでモチベーションアップ、やる気が出てきます。

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これで西野亮廣さんはこの細かい絵を描いたのかと、コピック・マルチライナーを手にDr.インクの星空キネマの絵を眺めていると、気の遠くなるような思いがしました。
タモリさんに絵を描けよ!と言われたからと言っても、いまだに西野亮廣さんがこの気の遠くなる作業、そして結果がどうなるかわからない未知な挑戦ができたのか、自分にはいまだに分かりません。

そしてメモ帳に試し書きしてみました。
絵の知識は全くなく、ボールペンの延長線上くらいにしか思っていない自分にとって、ペン先から出てくるインクを見てまず思ったのは…色が薄い。
購入したのは黒なのですが、ボールペンの延長線上の意識しかない自分いとっては、黒というより灰色に見えるのです。

このマルチライナーというペンは、コピックのホームページを見るとラインドローイング用と書いてあるので、そもそもが線画というか線で描いていくもののようです。
太さはこの0.03ミリが1番細く、黒に関していうと1ミリまでの7種類の太さ、その他に黒以外にもバリエーションがあり、なおかつブラシタイプやカリグラフィータイプなど、その時々で使い分けるようです。

しかし、西野亮廣さんの絵は、太さ0.03ミリの黒1本で全てを表現している絵。

単純に極細のペンだから、塗りつぶすのにも、その分ペンは何度も何度も行ったり来たり0.03ミリずつ横移動していくものだと思っていました。
それだけでも気の遠くなる作業なのに、先ほど書いたように思ったより色が黒くない。
という事は、黒色に塗りつぶすというのは、横移動だけでなく、その場に留まって重ねて重ねて塗らないと黒色が出ない。
重ねることを縦移動というのが正しいか分かりませんが、その作業もしていかないと表現できないことを知りさらに愕然となりました。

プロの絵本作家に勝つには、時間がかかるように手間が懸かるように…と言っていましたが、それにしても…。

自分にはそんなパワーがこもった筆記用具になりました。
これで、苦しい時も頑張れそうな気がします!!

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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。