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163杯目:【子育て】子供って天才と気づいた時

高校生になる娘が、再来月の初めてのピアノ発表会を前に、

週3回ピアノレッスンに励んでいます。

何で、発表会に出るって言っちゃったんだろう?

って言いながら。

堀江貴文さんや西野亮廣さんの本を読んでいると、

時にはハッタリも大切だし、あとは辻褄が合うように頑張れば良い!とか、

人間追い込まれると誰でも天才になる!とか・・・

そのような言葉があるので、娘が選択した行動に間違えはないだろう。


「どうだ、本番は緊張しそうか?」

「もちろん!今からドキドキだよ!!」

らしい。

その心理状態はとても理解できる。

きっと自分もその立場だったら同じだろう!

自信を持って言えるくらいに・・・。


しかし、そこでふと昔を思い出した。

娘が保育園の時、ちょうどこれからの季節ですね。

クリスマス発表会がありました。

初めて見る園児たちのクリスマス会に感動したのを思い出します。

もちろん一つ一つの出し物に対して楽しんだのもあるけど、

自分の中での感動というか関心というか、子供って天才だ!って思いました。


園児たちは決められたプログラムに沿って、

色々な出し物をしていくのですが、

一人で何役もこなしていくのです。


歌を歌う、

楽器を演奏する、

劇で演技をしながらセリフを喋る、

休憩中の会場を和ませるために、黒子みたいなことをする、

自分の考えた俳句を発表する、

そして最後はサンタクロースに扮して、会場に来てる両親や祖父母に飴のプレゼントをする。


一人で、いくつものそれだけの役をこなしているのです。

それも一部ではなくほぼ全員の子供が・・・。

それを見た時に、子供の偉大さ凄さを、まざまざと見せつけられました。


この子たちを相手に、私たち親である大人が、何を偉そうに言えるでしょうか?

その時、思いました。

善悪を教えるのは当然ですが、

子供に何かを教える時には、

子供が言われて納得するような親、大人になろうと・・・。


正論を言うのは簡単です。

正しい答えも子供に較べればたくさん知っています。

それは自分が親であり大人だから。


しかし、子供にも人格があります。

子供を一人の人間と考えた時に、

子供に言ってることは正しくても、

それを子供が受け入れるかどうかは別問題。

そこには、親が言ってるんだから子供が聞くのは当たり前!

大人が言ってるんだから当然!

そんな保証なんてありやしない。


子供が心の中で、

『そんなに言うのなら、自分もちゃんとやれよ!』

と口には出さないけど思っているかもしれません。

いや、きっと親が行動と矛盾したことを言っていたら、

間違いなくそう思うでしょう!

どんなに正しいことを言っていても、

子供にも人格があるし感情があるのだから・・・。


自分はクリスマス発表会の子供たちを観て、

子供たちを一人の人間として認めました。

自分にはできないことを、

舞台の上でたくさんの人の前で立派にこなしている。

自分だったら、一つの出し物の一部分だけでいっぱいいっぱいです。

緊張して・・・。

失敗したらどうしようとビビって・・・。


その時のことを思い出したら、

人間って、いつからそのようになっていってしまうんだろう?


あれだけ立派にクリスマス発表会で舞台の上で複数の役割を堂々と演じていた娘が、まだ1ヶ月半先のピアノ発表会でビビっているのを見ると・・・f^_^;


#コラム #子育て #子供は天才 #園児




貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。