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最近のイベントやライブは素人が君臨し始めた。

今日は一日ある、ある団体主催のイベントの運用準備の為の仕事をずっとしていて、イベント業界について少し考えてみた。
そもそも昔は興行師という仕事があり、企画から運営まで全てを行っていた。まだ戦後間もない頃は興行師は反社会勢力との関係も強く、昔の芸能界や映画、演劇、お祭りなどはヤクザ稼業とも言われた程だ。
しかし、テレビや雑誌などメディアが拡大すると同時に興行師も廃れていった。
それに変わったのはイベンターといわれるものだ。
ただ、イベンターといわれる組織はイベントやライブなどを企画するわけではない。ツアーライブの場合は大都市エリアは主催興行で行う場合が多いが地方となると地方イベンターがその興行を買い会場やチケット販売などアーティスト以外の運営を行ったりする場合ぐらいの興行組織である。しかし、それも時代の移り変わりで今や殆どが主催単独でのライブ開催が通常である。これも反社会勢力との因果関係だともいわれていたからだ。
では現在、イベントの企画や運営はどうなのか?基本アーティストの音楽イベントは原盤権を持つレコード会社やアーティスト事務所が企画を立てる場合が多い。
それ以外の企画ものライブやイベントは広告代理店やテレビ、コンテンツ制作会社などのメディアが中心で、大体は売上効果に繋がる宣伝的なライブやブームに乗っかった企画が多い。
イベントやライブ自体はイベント会社がチケット販売、会場の手配、会場運営などをおこなっていく。
しかし最近問題になっているのはアイドル系である、特に地下アイドルは素人組織が企画して運営する事も多く、商業イベントと違い、色々な問題やトラブルが起きる。
今や、ライブやイベントは誰でも始められる仕事なのだ。その中でも素人組織が経験を重ねて、大きなイベントを主催したりする事も多くなってきたので益々問題が大きくなったりする。
去年はかなり大きなアイドルイベントに参加したお客だけでなくアイドルからも悪評が凄かったらしい。
小生も数年前に野外の音楽ライブに協力して主催側の素人的なあきれた対応には困惑しまくった事がある。
事故につながる無謀な演出や進行を平気でやろうとする。それが面白いと豪語している主催を見てると将来が不安になっちまうよ。
今年は色々とイベントやライブ企画案件の話が来ているが、コロナで停滞していたからこそ頑張んないとと思うばかりである。

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