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【りとぐり#1】must と have to

こんにちは。Yosukeです。
中学校で英語を教えていますので、なるべく簡単な解説で、みなさんにも英語の学び直しができるような情報を提供できたらな、というコーナー、「りとぐり」をスタートします。りとぐりとは…

little by little English

の略です。
little by little = 少しずつ、だんだん
という意味ですよ。すき間時間に見て、「あ、なるほど」と思ってもらえたら☀️

今回は、mustとhave toの使い方です。
たぶん中学校2年生で、
『どっちも「~しなくてはいけない」だぞ!覚えとけー』
と英語の先生に言われませんでしたか?確かに、メインを否定の形にした時の意味の違いの方に持っていきたいので、あまりこの違いをガッツリと教えることはないんですが、ニュアンスに違いがありますね😅


We must hold the TOKYO Olympics this year.

We have to hold the TOKYO Olympics this year.

さて、2つの表現の違いだけで、同じ中身の文を作ってみました。
『私たちは今年、オリンピックを開催しなけらばならない。』
それぞれ、どんなニュアンスになるでしょうか?



ポイントはずばりこれ。

must : 話者が思う主観的な気持ち

have to : その時の状況や規則など客観的な理由で~しなければならない

ということは…

We must hold the TOKYO Olympics this year.
→ (菅総理) ここまできたんだ、私の首相としての経歴のひとつにこの東京五輪成功を加えないと…一世一代の大チャンス!何としても『開催しなければ…。』


We have to hold the TOKYO Olympics this year.
→ (菅総理) コロナがここまで広がってしまった…国民の意見もあるしここは開催中止、延期に持ちこまないと日本はめちゃくちゃだ…でも違約金のことを考えると…IOCやアメリカの圧力もさるし。これは苦しい状況だけど『開催しなければ…』
こんな感じです。mustには話者の意志が大きく関わっているので、より強さを感じる表現になります。

(※登場人物や台詞はノンフィクションです)

ちなみに、mustをYou主語で使うと、

You must hold the TOKYO Olympics this year.

菅さん、小池さんJOCの皆さん方、今年なんとしても『開催しなきゃダメねー』(バッハさん)

こんなニュアンス。
相手に『話者が思っている』「あなたは~しなければいけない」という意志が伝わるわけなので、命令や強制の強い意味がこめられるのです。


実際は裏でどんなドラマがあったのか。パラリンピックはどうなるのか。謎はつきないところですが、肝心の「mustとhave toの違い」は伝わりましたか?

感想や、こんな文法事項解説してほしいみたいなご希望あったらコメント、スキしてみて下さいね。
ぜひお気軽に絡んでください🎵

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