【遊戯王】なぜ《P.U.N.K.》は人気なのか?【コラム】
はじめに
みなさんごきげんよう。いしずかです。
さてみなさんは《P.U.N.K.》というテーマをご存じでしょうか?
デッキビルドパック グランドクリエイターズで登場したテーマで、同期には《エクソシスター》と《勇者》が居ます。
ちょっと前に某大型オフ会が開かれて、そのオフ会に参加した方々がついったにデッキレシピを上げられていました。
その中で《P.U.N.K.》カードを出張させて採用されている方の多いこと多いこと。
知っている方からは「当たり前だ」となりそうなものですが、知らない方のために今回《P.U.N.K.》のポテンシャルの一部を紹介できたらと思います!
ちょっと長くなりますがしばしお付き合いください!
《P.U.N.K.》のここがすごい!
テーマカードが安定している
《P.U.N.K.》の良さといえばなんといっても《セアミン》の可愛さ……
じゃなくて、安定力ですね!
テーマ内のカードだけで展開、サーチ、除去、ドロー、妨害とできることが多いです。
特にサーチと展開力に関しては抜群に良いです!
それでいて相手にガッツリ負担を強いるような展開はしないので、カジュアル層が求めているお互いに全力を尽くす試合になることが多いです。
それでいて相手の妨害等を乗り越える対応力も備えており、文句なしのテーマとなっております!
圧倒的初動枚数
《P.U.N.K.》は《No-P.U.N.K.セアミン》1枚から初動をスタートさせることができます。
《セアミン》に触れるカードはテーマ内だと《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》と《No-P.U.N.K.オーガ・ナンバー》、それ以外だと《緊急テレポート》があり、合計すると11枚になります。
デッキを40枚としたときに11枚初動札を採用すると先行初手5枚に1枚以上引き込める確率はなんと82%!
ほぼ事故ることはありません!
《P.U.N.K.》は宇宙製造機
「そこのお前!《セアミン》1枚から繰り出される展開はレベル6シンクロ、レベル8シンクロ、レベル11シンクロ、ランク3エクシーズ、ランク6エクシーズ、ランク7エクシーズ、ランク8エクシーズ、リンク2、リンク3……」
いや、多すぎるわ。
ほんとなんでもできますこのテーマ。
初動でカジュアル層御用達の《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を作成するのなんて楽勝ですし、《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》も行けますし《FNo.0 未来龍皇ホープ》なんてつよつよカードも出せちゃいます。
しかも《セアミン》1枚から。
よくめちゃくちゃ展開できることを「宇宙」なんて表現することもありますが、《P.U.N.K.》はそれが《セアミン》1枚から作ることができちゃいます。
ヤバいですね☆!
《P.U.N.K.》の愉快な仲間たち
イカれたメンバーを紹介するぜ!
《No-P.U.N.K.セアミン》
可愛い!強い!使いやすい!
サイキック族レベル3という《緊テレ》ステータス!
チューナー!
さらにサーチ能力付き!おまけにコストはライフなので手札が減ることはありません!
宇宙は《セアミン》から始まったと言っても過言ではありませんね
《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》
《No-P.U.N.K.オーガ・ナンバー》
《フォクシー・チューン》は手札から墓地に送るとデッキからレベル8以外の《P.U.N.K.》モンスターを特殊召喚できる展開札です。
《セアミン》を呼ぶこともできますし、《ディアノート》を呼んで更なる展開へ繋げることもできます。
《オーガ・ナンバー》はレベル8以外の《P.U.N.K.》をサーチすることができるので《セアミン》を持ってくることができます。
《No-P.U.N.K.ディア・ノート》
《ディアノート》は《P.U.N.K.》の展開力を底上げします。
②の蘇生効果は「このターン」なので、効果使用後に適用されるので《ディアノート》を特殊召喚した後でも問題ありません!
そして個人的に《ディアノート》は《セアミン》のお姉ちゃんだと思うのですが、皆さんどうでしょうか……
《Uk-P.U.N.K.娑楽斎》
《Uk-P.U.N.K.カープ・ライジング》
《娑楽斎》は自分のターンは融合召喚、相手ターンはシンクロ召喚を効果で行うことができる便利カード。
展開のケアやで使うことが多いので積むと安定度がさらに上がります
《カープライジング》は大体《娑楽斎》から融合されるモンスター。
デッキから2体《P.U.N.K.》モンスターを出せるため、後述のサーチ系下級と《ディアノート》を出して次の展開につなげたりとこいつも便利枠
Ukの連中は見た目によらず安定志向なのだ。
《Jo-P.U.N.K.Mme.スパイダー》
《Ga-P.U.N.K.ワゴン》
《スパイダー》は《P.U.N.K.》の罠担当。
主に《デンジャラスガブ》をサーチします。
《ワゴン》は《P.U.N.K.》の魔法担当。
フィールド魔法の《P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション》がサーチされることが多いです。
この2枚は《P.U.N.K.》の通常展開に絡めるだけで妨害カードサーチかドローカードサーチをしてくれるので、デッキに採用すると対応力がさらにアップします。
《P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ》
追加で登場した何気にヤバめのカード。
このカードのおかげで宇宙がさらに広がりました。
サイキック族レベル3をサーチできるという効果があまりにも強い……。
さらに相手がチェーンしてきたら自己蘇生することもできるので防御面も安心!
《Uk-P.U.N.K.アメイジング・ドラゴン》
召喚時にバウンス効果。
起動効果で《P.U.N.K.》蘇生。
Ukのモンスターは歌舞いておらず、安定志向ですね……
レベル11でありながら《ディアノート》+下級でレベル8シンクロ召喚。
そのとき《ディアノート》の効果で墓地より下級を蘇生することで簡単に作ることができます。
《娑楽斎》を蘇生して置いておけば相手ターンに償還時の効果発動を狙えたりと妨害面も安心!
《P.U.N.K.》基本展開
《セアミン》召喚から入って展開していくパターンは2種類あります。
《セアミン》召喚
《セアミン》効果で《フォクシーチューン》をサーチ
《フォクシーチューン》効果でデッキから《P.U.N.K.》を特殊召喚
3番の展開で《ディアノート》を出すパターンと下級を出すパターンです。
《ディアノート》を出すとその後更に展開を伸ばすことができます
※注意!!!
以下画像ではコストと書かれている箇所がありますが、遊戯王の正確な表現としてはコストではない箇所があります。
ですが展開にサーチ外のカードが必要になるため、あえて【コスト】という表現をしております。ご了承ください。
また、基本展開の3番で《ディアノート》の代わりに《P.U.N.K.》下級を出すと魔法か罠サーチ、融合召喚を狙いに行けます。
そして勘のいい方ならお気付きになられていると思いますがこの「基本展開」は《セアミン》召喚から始まっています。
初動札11枚!を謳っていますが、最初の手札で引いた《P.U.N.K.》が《フォクシーチューン》のみの場合、「基本展開」をする事ができません。
《フォクシーチューン》の効果は1ターンに1度しか使えませんからね。
しかし、その場合のケアも《P.U.N.K.》はしっかりしています。
《娑楽斎》《カープライジング》を挟むことによって「基本展開」と同じ状況を作る事ができます。
《P.U.N.K.》でできること
ここまで長かったですがついてこれている方はいますでしょうか?
ここからが本番です!
《P.U.N.K.》展開の1部を紹介します!
1部というのは《P.U.N.K.》はできることが多すぎて紹介しきれないからです!
ほしいところだけ抜き出して見て、参考にしていただけたら幸いです!
【レベル8シンクロ】
基本展開の中で《ディアノート》+下級からシンクロ召喚をすることができます。
素直に《P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ》で《P.U.N.K.》を厚くすることもできますし《混沌魔龍 カオス・ルーラー》で墓地を肥やしたりと好きな8シンクロを行えます
【レベル11シンクロ】
基本展開でレベル8シンクロを行った後《ディアノート》の効果で下級《P.U.N.K.》を蘇生させると、レベル11シンクロモンスターを召喚することができます。
《Uk-P.U.N.K.アメイジング・ドラゴン》も良し。
更に《P.U.N.K.》と相性の良い《サイコ・エンド・パニッシャー》を出すこともできます。
【ランク3エクシーズ】
基本展開で《ディアノート》を出さないパターンからランク3エクシーズを行うことができます。
さらに《ディアノート》を出すパターンでも《P.U.N.K.JAMドラゴン・ドライブ》をシンクロ召喚し、《ドラゴンドライブ》の効果で《サイコウィールダー》か《サイコトラッカー》をサーチして、
《ディアノート》の効果で下級《P.U.N.K.》を蘇生すると、レベル3モンスターが場にいるのでサーチした《サイコ》モンスターを自身の効果で特殊召喚することができます。
【ランク8エクシーズ】
基本展開で8シンクロを行った後《ディアノート》の効果で《フォクシーチューン》など上級《P.U.N.K.》を蘇生させると、ランク8エクシーズモンスターを召喚することができます。
シンクロ召喚先に《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を。
エクシーズ召喚先を《真血公ヴァンパイア》にすることでデッキを上から9枚墓地に送るシステムが人気です。
【リンク2,リンク3】
基本展開でモンスターが2体、リンク2を召喚した後、《ディアノート》で《P.U.N.K.》を蘇生させることでリンク3を召喚することができます。
特殊な素材のモンスターにも触りやすい
《P.U.N.K.》でできることはまだまだあります!
さっきまでは「基本展開」からスッと出せるモンスターを紹介しましたが、ここからは更に展開していきます!
そして特定のカードをサーチしたりすることもできますので、触れれる限りは触れていこうかなと思いますのでよろしくお願いいたします!
《アルティマヤ・ツィオルキン》
基本展開から出すレベル8シンクロを《炎斬機マグマ》にすることでレベル5以上のチューナーを確保。
《ディアノート》から蘇生する《P.U.N.K.》を《フォクシーチューン》にすることで、召喚条件の「自分フィールドの表側表示のレベル5以上で同じレベルの、チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送る」を満たすことができます。
手札にセットするカードが無い場合は最初の《フォクシーチューン》で特殊召喚する先を《ディアノート》ではなく、《娑楽斎》にしてそのまま場の《セアミン》と《カープライジング》を融合召喚。
《カープライジング》の効果でデッキから《ディアノート》と《スパイダー》か《ワゴン》にすることで魔法、罠をサーチしながら《マグマ》のシンクロ召喚につなげることができます。
【好きなフィールド魔法サーチ】
《ツィオルキン》が出るとフィールド魔法サーチができますよという紹介です。
《竜の渓谷》とかサーチするとさらにさらに展開が伸びていきます……
《P.U.N.K.》の圧倒的初動枚数からフィールド魔法サーチできると頭の片隅に置いておくといいことあるかもですよ。
【ランク7エクシーズ】
《P.U.N.K.》展開中に《ワゴン》を挟んで《P.U.N.K.JAMエクストリーム・セッション》をサーチしつつ、《ツィオルキン》を召喚することで《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》を召喚できます。
《エクストリームセッション》はフィールド魔法なので《エンフェ》の効果を発動することができ、そうすると好きなフィールド魔法サーチもできますが、ランク7エクシーズを出すこともできます。
《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》
基本展開から出すレベル8シンクロを《炎斬機マグマ》にすることでレベル8以上のチューナーを確保。
《ディアノート》から蘇生する《P.U.N.K.》を《フォクシーチューン》にすることで、召喚条件の「自分フィールドの表側表示のレベル5以上で同じレベルの、チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送る」を満たすことができます。(コピペ)
《ビシバールキン》は1体から先攻ワンキルまで行けたりするカードなので、《P.U.N.K.》の圧倒的安定初動枚数から先攻ワンキルができたりするわけです。
おぉ、おそろしや……。
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》
基本展開の《ディアノート》出さないパターンをすることで召喚条件の「レベル3モンスター2体」を満たすことができます。
《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ》
《ケルビーニ》が出るなら《ラスティバルディッシュ》まで行けます。
《聖騎士の追想 イゾルデ》
《ラスティバルディッシュ》が出るなら《イゾルデ》まで行けます。
《ケルビーニ》以降は《P.U.N.K.》は関係ないですけど、出しに行けますよってことで紹介です。
《P.U.N.K.》の圧倒的初動枚数から展開できると思うと知っておいて損はないかもです!
《メリアスの木霊》
地属性レベル3モンスター2体という重い召喚条件ですが、《P.U.N.K.》は下級モンスターがちょうどそのステータスなので《メリアス》を召喚することができます。
《アロマセラフィ-ジャスミン》
《メリアス》から《陽竜果 フォンリー》をデッキから墓地に送る事で
《フォンリー》自身の効果により自己蘇生されて《ジャスミン》の条件である「植物族モンスター2体」を満たす事ができます。
《ジャスミン》はデッキから好きな植物族モンスターを特殊召喚する効果の発動にモンスター1体をリリースしなければなりません。
強力な効果には大きな代償が必要なのです。
しかし《P.U.N.K.》ならリリース用のモンスターの用意をする事ができます!
《ドラゴンドライブ》をコストに使って植物族の展開に入る事ができます。
《ジャスミン》はまた別の宇宙を作る事ができるので《P.U.N.K.》から《ジャスミン》に入れますよと覚えておくといいかもですね。
【ランク6エクシーズ】
《ジャスミン》のとこで紹介しました展開ルート、これは下級2体で《メリアス》を出してますが、素材は同じなので《ケルビーニ》でも良いわけです。
とすると
・《ケルビーニ》+1体
または
・《ジャスミン》+1体
という状況を作る事ができるわけです。
ならばそこからランク6エクシーズを出す事ができます。
別の記事(後日気が向いたら書きます)で紹介予定だったランク6を組むルートです。
《P.U.N.K.》ではその状況を作る事ができます。なんと《セアミン》1枚から。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
《P.U.N.K.》は展開力、安定力共に優れており、あらゆるカードに触る事ができる能力を持っています。
なのでいろんなデュエリストの方々が採用されているという事なんですね。
そして今回の記事で紹介しました展開等なのですが《P.U.N.K.》のポテンシャルの一部分でしかありません。
みなさんぜひご自身でも研究してみてください!
きっと面白い展開が見つかると思います!
最後に宣伝もかねて《P.U.N.K.》を採用したデッキの紹介記事を張っておきます。よかったら見てみてください!
それではみなさん良き遊戯王ライフを
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