私の普通はみんなの普通じゃないんだ(更新チャレンジ13日目)
今週からスイス・チューリッヒ州も2週間のスポーツ休暇に入った。
息子は今週1週間いない。スキー合宿に行っているのだ。
月曜日の朝9時に学校の前に集合し、参加した子どもたちが20名ほど大型バスでスキー場へ向かっていった。
寂しくもあり、ほっとしている気持ちもある。うちは一人っ子だから、できるだけお友達と一緒に楽しいことをたくさんして欲しいと思う。
母の願いでもある。
そんなことを考えていると、車が一台やってきた。
大型バスの横を通りたいけど、保護者や子どもたちが集まっているので、通れない様子。みんなおしゃべりに夢中で、車が通りたいのになかなか道を開けない。
なんでみんな動かないんだろうと思いながら、息子たちに「車が来ているよ〜!道をあけてあげて」と少し大きな声で伝えてみた。
みんなにも聞こえるようにだ。
その甲斐あって、バラバラと道を開け始め車が通れる幅ができてきた。
けれど、道の左端には荷物を運ぶカートがあって、そのカートが邪魔して車が通れない。
みんな見ているのに、気がつかないのだろうか?誰のなんだろうか?そんなことを考えているうちに、誰もどかさないのなら私がやるしかないじゃん。
そんな気持ちになってきた。
これ、もしかするとエニアグラム的にいうタイプ6なのかも。
タイプ6は、最も勇気があり、勇気がないタイプと言われている。
いざという時には、勇敢な行動をとる。
勇気がなくて行動できない時もあるけど、なんで誰もやらないの?と思った瞬間に、行動していた。これは、タイプ6のパターンなのかもしれない。
私の「普通やるよね?」が他の人と違うのかな?いろいろと思考はぐるぐると巡るけど、運転手が困っているのに、カートの持ち主も気がついていない。だれもどかさない。なんで?
そう思っているうちに、私がカートを移動していた。
車は無事に通過できた。その後は、何もなかったかのように持ち主がカートをとりにきて終わった。
最近は、こうしてエニアグラム的思考になりつつあり、観察してしまう。以前は、なんでこんな態度を私にとるんだろうと、不安になっていたけれど
エニアグラム的に考えてみると、多分あの人はタイプ4だから個性的で独自の感性を持っている人なんだろうなと考えられるようになった。
これだけでも、すごく心が落ち着く。イライラの感度が少し弱まった感覚。
いや、まだまだだけど思考をコントロールしていくことで自分が生きやすくなった。
日本では当たり前だったことも、海外では当たり前じゃないんだと気がつかされることも多々ある。
なんだかんだで、海外生活も長くなってきた。私も日本に帰ったら普通じゃない行動をしているかもしれない。
そんな時は、誰かにこっそりと教えてもらいたい。そう心の中で思った。
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