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俺のバイク:ロベルタ編(6)

 毎度どうも、原告です。
 まだ見に行ってないんだけど、どうやらバイク屋さんが車体を返却したとのことで遂にあの牢獄から救出されたようです。しかしまあそんなことはともかくとして淡々と日々は過ぎていきます、第一回口頭弁論へと向けて。

ちょっと感心しちゃった
「解釈」によってどうとでもなるというか
貸してたのね俺は、あの店に
色んな物を

俺は良く知らないが「拡大」って言葉を使っていた
銃の口径が大きくなるのだろう
あがけばあがくほど泥沼に
というか泥沼の手前で普通決着するのだが

なんだ突然、今更
やりかねない
そういう勘違いした零式防衛術
やりかねない
分かってないから
お前の物ではない
「口コミはネット民の難癖」みたいにいわれるものだが
あの店の口コミに関しては真実
インターネットで調べてみた
実際は一応覚えていた
やはり訴状は強い
そのいち
ここは大分簡単そうだ
そのに
こっちは文章を書かないとならない
添付書類とかもある
難易度が高い

だってどんどんおかしな方に転がっていくし
自ら
あいつの依頼受ける弁護士いるのかな
現実問題として②もキツい
だってあいつ調停の提案無視したから
俺も頑張った
絶対に勝てるなどということはないが
それでも負けたらおかしいよという気がする
この国に正義はないのか

普通に忘れていた
無視するのがかっこいいとか思っちゃダメだよ
既に切れた
シンプルに支払いが減った
そんな気遣いあるわけねーじゃん

来たようだな
アホなの?
何もかもが遅い
青ざめるのも遅い
つっぱねるものだと思うじゃない?
バイクも解体するんだと思うじゃない?
あのアホが動いたくらいだからな
果たしてどうなることか

緊急速報
緊急~速報~!
久しぶりのスーパー鱗滝タイム

 突然なんだよ。
 もう手遅れだと言っているだろう。

んな完成もしてないもん返されても困る
相変わらず余計な情報を付け加える
俺は面白がっていたがロベルタはどうかな?
まああのカレンダー更新した気配がないけど
そもそもサイトごと
どうでもいいけどこのまんがの作者が酷いことになっている
政治的に

何故すっとぼけられると思った
天性の詐欺師
やはり素人では限界がある
「プロ」と肩書きの付く人はプロなので
それで生計立てているので
息を吐くようにとはよく言ったものだ
人は平常時、意識的に呼吸をしていない
ほんとそうだよ
変なことばっか手慣れやがって
そこまで図太くはない
今、慌てて返却している

じゃあ何があるんだ?
ワカラン

 こうして遂に拷問部屋みたいなところからワニは救出された。
 三割六分の身体欠損を抱えてしまったワニが。
 八枚の遺影を持って訴訟に臨んでほしい。

何にも変わってねえからそれ
また倉庫か
なんで板橋からそこに送るんだ?
そこの何処かにマフラーもある
あったハズだが紛失したとのこと
書いてから「オイルタンクはないだろ」と思った
いつの間に2stエンジンになったんだ
どんだけだよ
何が完成間近だあほ
やる気らしい

 これはちょっと意外な動きだった。裁判は勘弁してくださいからの徹底抗戦。またあたまのおかしいことを言い始めた。じゃあ調停に切り替えますねの選択肢を自ら潰しに来た。何を考えているのか全く分からない。
 分かるが。
 金のことを考えているのだが。
 だがお前に金を受け取る権利はないのだが。
 (仕事を終わらせていないため)

なんで見せないんだよ
そんなこと秘密にしてどうすんだ
何か利益でもあるのか?

 本当にこれはまさかと思うしそこまでバカじゃないと思っているのだが(註:実は思っている)賠償額分の請求書をかき集めるか作成すればチャラになるとでも思っているのではなかろうか。
 バイクも返したんだしよ、ぐらいのことを。
 完成していないバイクを。
 
 仮にだが「今まで済みませんでした、バイクはお返しいたしますし預かったお金の使途も明白に致します」というのならここから調停に変化という手もあったと思うが、もうない。
 
あの男は一度は裁判所を通さなければならない。
 そして、そんな何に遣ったんだか分からないような書類を出されても困る。何故ならその数字に根拠がないから。

 仮に「ウチはこの仕事なら100万取るんだよ!」と主張をなされても主張するのは自由だし金額設定も自由だが、根拠がない上に完成させていない。させてないからこんなことになったのだし、本当に仮にだが「完成はさせているんです」ならまだ話は通じるのだが完成させていない。

 俺はまだTWの姿を確認していない。
 ちょっと今日は忙しかったし係争中の相手と顔を合わせるのも如何なものかと思い立ち合ってはいない。

 近いうちに確認する時間を作ろうと思う。
 その上でまた何かを決めなくてはならない。
 なんだったらバラバラにされているより厄介かもしれない。変に組んであると細かいところのチェックがめんどくさくなってしまうのでこっちがバラバラにする手間すら発生しかねない。

 ともあれ車体はあの店から切り離すことが出来た。
 大きな前進と言えよう。
 これで無意味にワニが死ぬ事もなくなった。
 事故発生、そして預けてから836日という時間を閲して「完成していない走るかどうかも分からないバイク」が戻って来た。

 ワニが死ななくなったというだけでバイク自体はそんなザマだ。
 カウントは続けられる。
 当たり前だ。壊れたままのバイク返してもらってどうすんだよ。

 ここでロベルタからのお言葉を引用しよう。

「あの人、突然返した上で係争状態は続ける意向のようですが、仕事をしたという根拠となる車体を手放したんですけどどうするんでしょうか? きちんと記録を取っているというならまだマシですが。何にせよ立証しなきゃならないのは向こうなのでそれでもいいのですが」

 愚かなり。
 今後の展開に注目していただきたい。
 もう少し、この話は続く。
 もう少しであればいいのだが。

 ロベルタ編(7)に続く。


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