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『アイアンクロー』はプロレスファンでなくても問題なしのイケメンマッチョの祭典映画

 一度目の引退から30年近く経つというのに、大仁田厚といえば「有刺鉄線」「電流爆破」が頭に思い浮かぶように、フリッツ・フォン・エリックといえば「アイアンクロー」。

 というかもう「アイアンクロー」はプロレスの定番技ですよね。

 そんなフリッツ・フォン・エリック一家を題材としたA24配給映画が登場。その名も『アイアンクロー』(原題同じ)


『レスラー』以来の真面目なプロレス映画

 真面目にプロレスを描いた映画で思い出すのは『レスラー』。

 この映画で復活を果たしたミッキー・ロークは、日本ではあまり見かけないですが、現在も待機作が9作もあります。
 マリサ・トメイもよかったですね。(共にアカデミー賞にノミネート)

 『ロッキー』を初めとしてボクシング映画はかなり多いのに、プロレスを描いた作品はそう多くはありませんね。

イケメンが勢揃い

 『レスラー』は落ちぶれたレスラーが主人公だったので、絵面的にはかなり汚かった(しかもダーレン・アロノフスキーだし)ですが、『アイアンクロー』は安心してください。イケメンばっかりです。

ザック・エフロン

 『ハイスクール・ミュージカル』でお馴染みザック・エフロンは、ここ最近鍛えてるイメージがありますが、それに輪をかけてバルクアップしている上、今回はヘアスタイルがアレなのでファンは驚愕かとは思いますが、やっぱりイケメンです。

ジェレミー・アレン・ホワイト

 『シェイムレス 俺達に恥はない』ではそんな鍛えている印象はなかったのですが、『一流シェフのファミリーレストラン』ではかなりマッチョになっていてどうしたのかと思っていたらこの作品のためだったんですね。

 『一流シェフのファミリーレストラン』はめっちゃくちゃ面白いので是非観てほしいです。S2からグンと面白くなるので、そこまでちょっと待ってプリーズ。

ハリス・ディキンソン

 『ブルックリンの片隅で』で注目を浴びると、リューベン・オストルンド作品に抜擢され、その『逆転のトライアングル』はアカデミー賞作品賞にノミネートされるという注目株。

 今年公開予定のシアーシャ・ローナンと共演するスティーブ・マックイーン監督の"Blitz"でアカデミー賞初ノミネートを狙う。

時代設定のおさらい

 ザック・エフロンの衝撃のヘアスタイルから最近の話ではないということはわかるのですが、時代設定がわかっているとより楽しめると思いますのでおさらいしておきましょう。

1954年:フリッツ・フォン・エリック(父)のプロレスデビュー
1957年:ケビン(ザック・エフロン)が生まれる
1958年:デビット(ハリス・ディキンソン)が生まれる
1960年:ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)が生まれる
1964年:マイク(スタンリー・シモンズ)が生まれる
1966年:父がNWA参加のプロレス団体を設立
1969年:クリス(映画未登場)が生まれる
1980年:モスクワオリンピック
1982年:父がプロレスを引退

フォン・エリック家の略歴

 事前に入れておいたほうが良い情報はこれくらいで、後はプロレスの知識がなくても無問題。
 ただプロレスを扱っているだけに、痛々しいシーンは少なくないのでその辺苦手な人は覚悟しておいたほうがいいかも。

本日のドレス:リタ・モレノ

 EGOT(エミー賞/グラミー賞/アカデミー賞/トニー賞)達成のレジェンド、リタ・モレノはバッジェリー・ミシュカの黒いドレスで登場。

 なんと御年92歳!信じられんし、ファッションセンスも良い。(★★★)

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