見出し画像

旅行ができずに読書する

コロナ禍において、新しい生活を余儀なくされているが、唯一の救いは、通勤時間が減って、好きなことに時間を回せるようになったことだ。

アマプラやネトフリで海外の連続ドラマを一気見するのもひと段落し、最近は読みたい本を図書館で予約して届いた順番に読みまくっている。ビフォーコロナでは読書はだいたい1週間に1冊。年間では50-70冊というところだったが、今年は念願の100冊は優に届きそうだ(ふだんから目標は、週に2冊で年間100冊を目指していた)。

ジャンルは様々。ネットやセミナーで、共感をもてる発言をしているインフルエンサーの本だったり、またその本のなかで記してあった推薦本や参考図書だったり。ジャンルでいえば、これからの時代を理解するための社会学、科学、IT、働き方、ジェンダーなど。あとは心についての、現代思想、生き方、働き方、心理学、精神世界について。あとは、外側の世界…人間と文化について、日本と海外の民族や文化、歴史、古典、宗教など。また、女性として…子育て、親、子、女性の一生についての本が多い。小説やフィクションは少なめ。最近、韓国のフェミニズムに関する小説は読んでいるけれど。著者の略歴と、発行年もチェック。新しければよい、古ければよいということでもないから。その発行年に出している意味というのを出版社や編集者はもっているので、時代背景はすごくある。

図書館の予約枠の20冊は既にいっぱい。300冊の「ブックリスト」も最近いっぱいになってしまった。1冊読んだら、「ブックリスト」から1冊選んで予約枠に移動させ、「ブックリスト」からも1冊消去。また興味をもったタイトルが出てきたら、すぐに「ブックリスト」に入れる地道な作業をほぼ毎日しているのだ。

読む時間はだいたい、電車の移動時間だったがが、最近は家で椅子に座って2時間くらい読んでいるときもある。映画やドラマよりも読書がいいのは、細切れ時間にどこでも読めるし、面白いと最後まで一気にスピード速めて読めるから便利だ。あとは、ビブリアというアプリでいつ何を読んだかポストしている。

時間ができたら読もうと思っている本、ページ数の多い古典など、これまで後回しになっていた本も、この機会に触れられるようになって、読書レベルが上がったような気がしている。頭にずっと残って、あれこれ考えるような本を読めている気がする。外出が思うようにできなくなって、つい毎日が単調になりがちだが、こうやって何か壁ができれば、別の道が拓けていくのだ。こんな小さな経験で、こういう状況下にあっても、すぐに良い解決ができなくても、気持ちがふさぎこむことがあり、活力を取り戻すのに時間がかかっても、柔軟に変化していければいいのかなと思うようになった。

そして、読書の隠れた楽しみのひとつとして、いつか、読んだ本について、誰かと意見交換する場面に出くわすことも楽しみのひとつだ。それができるように、本との出会いを楽しみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?