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土壁を直す

使われていない部屋の崩れた土壁。

浸水で潮に浸かった土壁は脆くなり指でつつくだけでぼろぼろと崩れていく状態でした。

前住人の方が修繕をしようとしたものの志半ばでいくつかの材料だけ放置されたまま。

DIY初心者に直せるの?とは思っていましたがやるしかない。
島に住む方々はなんでも自分でやってみる精神がとても強いのです。目指せたくましい島人。

まずは手で崩れてしまう部分の土壁を全て剥がしました。
剥がれると見えてくるのが竹を組んで作った下地「小舞竹」。
本来ならここに荒壁土、中土、漆喰と種類の違う土を重ねていくそうです。

私も最初は正統派にこの方法で行こうと通販で土を調べていましたが…
島暮らしのトラップ「離島料金」。

個人の通販サイトだとこの離島料金がべらぼうに高い時があります。
検索していた土も島に配送しようとすると送料が商品の値段以上に…。

ということで今回はもっと手軽にホームセンターでも買える材料で、かつ初心者でもできる方法でと考え発泡ウレタンスプレーを使うことにしました。

木枠を作り
ウレタンスプレーを詰めて
漆喰下地とセメントを混ぜたものを塗り
その上から漆喰を塗り完成!
漆喰は他の壁にも塗りお部屋全体が明るくなりました。


写真で見るとあっという間ですが、試行錯誤しながらで長い時間がかかってしまいました…。

ついでに天井の柿渋+松煙塗りも完成!

綺麗になりました〜!


今回のDIYで学んだこと
・失敗しても「まあいいか!」と開き直る心。
・終わらない苦しみはない
・養生はちゃんとしろ
・手袋もちゃんとしろ

です!

まだまだ直すところはたくさん。
暖かくなってきて庭の草木ももりもり元気。
しんどくなってしまわないように、自分のペースでのんびりいいお家にしていけたらと思います。

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