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生ハムの原木、完食

年末に購入した生ハムの原木をついに食べ切った。

購入前は食べ切れるかどうかかなり不安だったものの、12月、1月は人が集まる機会が多いので行く先行く先で原木を持っていくと思ってたよりも早いスピードで無くなっていった。
出張生ハムは物珍しさもあってかみんな喜んでくれたので、購入して良かったと思う。

ダサいセーターを着て他人の家で生ハムを振る舞う夫


食べ切るまでにどのぐらいかかったか

3〜4ヶ月ぐらいだろうか。
最後の1.2ヶ月は生ハムが硬くなりすぎて切るのが億劫になってしまったのもあり、量としてはそこまで食べられていないと思う。
7割ぐらいは12月〜1月のパーティシーズンに消費した。


食べ方

ほとんどはそのまま酒の肴として食べたが、時々料理にも使った。
パスタなども悪くないが、オススメはフランス南西部スペインとの国境付近ベアルヌ地方のキャベツと豆を主とした野菜スープ、ガルビュール。生ハムは仕上げに入れて、あまり火を通さないほうが固くならずに美味しく食べられる。さっと煮ても濃厚な生ハムの出汁が出るし、味付けは塩、ブラックペッパーだけで。

最後

先述したが、最後の方はカチカチになってしまい、スライスに危険が伴うので切るの自体が億劫になってしまい、結局綺麗に使い切ることは出来なかった……が、最後の硬いところはそんなに頑張って切らなくても良いということを知ることになる。

最後は骨をダシとして使える、と聞いていたのでのこぎりで3等分ぐらいに切断した。
切断は案外そこまで苦労せずに出来た。
とりあえず圧力鍋の中に入ったので圧力鍋で茹でる。

逞しい脚

すじ肉なんかの要領で最初は下茹でみたいな感じで茹でたほうが良いかなと思い、とりあえず臭い表面の皮とかも一緒に茹でる。

1時間ぐらい茹でたところで汁を捨てるために肉を取り出すと、肉が簡単にめくれる!!!!

ポロポロ取れる肉

これはもしかして…と思い、めくった肉を食べる。硬いけど普通に生ハム!
じゃあ危険を伴ったスライス頑張らなくて良かったじゃん!!!!!

…というわけで、次原木購入の際は、さっさと茹でることにする。

最後骨の周りについた肉を取っていき、食べやすいサイズに切る。表面の臭い皮も柔らかくなっているのでナイフで削る。
肉には水分がついているので、水分を取るためにざっくりキッチンペーパーで拭き取った後、使い捨てふきんを敷いたバットの上に広げて乾燥させた。
出すの面倒だったからしなかったけど、野菜乾燥ネットとかある人はそういうやつ使ってもらっても良いかもしれない。

これぐらい取れた

乾燥させた後は生ハムジャーキーとして食べられる。これはこれで美味いのでお試しあれ。

残った骨からダシを取る。セロリや生姜なんかを入れて、臭み取り。
15時間ぐらい茹でたと思う。

出来たダシは、塩気も含め結構『生ハム』の主張がとても強いので、どうしたもんかと思った。
とりあえず野菜を色々入れて味を整えるためソーセージを入れてみる。
具用に置いていたセロリは仕上げに。

トマトを入れたら全体的にまとまった感じになったので、トマト重要かもしれない。

子どもたちは何も言わず普通に飲んでくれたが、味に関してはかなり野性的な感じなので人によってはあんまり好きじゃないかも。
マズイわけではないんだけども、ガス代かけてやるにはどうなんかなーという気持ちがある。生ハムのグレードによっては違うんだろうか。
でもなかなか生ハムの原木の最後の骨部分をダシにする経験なんて出来ないだろうし、経験としてはとても満足。

野生味スープ

絶対に伝えたいこと

最後の方の原木のスライスは危ないし頑張らなくてもいい!!!!

ということ。これが伝えたくてこのnote書いてる。
ダシ汁を取らないにせよ、とりあえず茹でれば肉は取れる!!!!!

最後は茹でましょう。

以上です。


※生ハム原木、涼しくなってきたらまた買います

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