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ゴールデンサークルのど真ん中を考える

1.ゴールデンサークルとは

経営の勉強をされたことがある方は、耳にしたことがあると思う「ゴールデンサークル」。
昨日経営者の方と自分のアイデアをブレストしていて、改めて重要性を痛感したので、整理していきたいと思う。

ゴールデンサークルとは、サイモン・シネック氏が提唱したWhat・How・Whyからなる思考・プレゼンの整理法である。

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Whatは実際に何をするのか、しているのか。HowはWhatをどのように行うのかという具体論のこと。そして「Why」は目的を意味し、何を信じ、何のために存在しているのかを問うもののことである。

2.人は「何を」ではなく、「なぜ」で動く

先程整理したゴールデンサークルの要素で、100%全員が理解できているのは、Whatである。不動産の営業をしている、タクシーの運転をしている、コミュニティで活動している。どれも具体的な行動だからわかる。
でもそれを「なぜしているのか」Whyを言語化できている人は少ない。ここの話について仕事で考えると「生きていくためじゃないの?」という意見もあるかもしれないが、生きるためのWhatは無限に存在しているから、当てはまらないと考えている。

だからおそらく、景気が悪くなればその会社自体から離れる、コミュニティの雰囲気が悪くなったら退会する。というように、状況の変化が変化するとすぐ逃げ道を作ってしまう。

一方、中心の部分であるWhyの部分が固まっていると、個人としても組織としても強固なものになる。

リンカーンがNASAの見学を行った時、施設の掃除をしていた女性スタッフに対して「あなたは何の仕事をしているんですか?」と質問した時に返ってきた答えが「私は月に行くための仕事しています」と答えた有名なエピソードがあるが、これは、組織としてWhyの部分を明示できていて、かつ、自分自身の立場をWhyの部分まで昇華させることができている良い一例である。

このようにWhyを捉えることが、人を惹きつけ、動かす大きな理由となるのだ。

3.どこから考えてもいいが中心を見つけにいく

Whyが重要なことは整理できたが、どうしても目に見えるWhatやHowの部分から考えてしまう癖がついてしまっている人が多いのではないかと思う。

地道な作業にはなるが、とにかく具体的な事象を大きな視点で捉え、Why→これはなぜやっているのか、つまりは目的の部分を思考する癖をいろんな企業や国がやっていることに対して行っていくこと、これに尽きるのかなと思っている。

4.自分自身に向けて

昨日ブレストしていた内容が、大学時代を過ごした和歌山で進めていきたいアイデアについてだったのだが、Whatの部分ばかり考えてしまっていたなと改めて感じた。これからいろんな人を巻き込み、話を動かしていく中で、メンバーが信じられる・共感できるWhyを明確に言語化して、ユーザーにも一貫性のある形でお見せできるように思考していく。

自分自身が進めていることについては、また改めてお話したいと思う。

今日書いた話をTedでプレゼンしている動画がこちらから観れるので、ぜひ覗いてほしい。世界の見え方が変わるかもしれない。

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