昨日の熊本地震と、これから

【この記事の概要】
・きのう21時44分、熊本県で震度5弱の地震
・前震で動いた日奈久断層の南隣りか？
・そのとき割れ残った場所での大地震に注意

きのう21時44分ころ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード4.7の地震があり、熊本県美里町で震度5弱を観測しました。
震源地をみるに、6年前の熊本地震の前震で動いた日奈久断層帯の南側だと思われます。
この震源域は、一連の熊本地震の活動の中で「割れ残った断層」とされており、大規模な地震が起きる可能性が指摘されています。
改めて、この地域にお住まいの方はご自宅の耐震化や家具の固定、水や食料の備蓄確認など、基本的な対策を見直すようお願いします。
また、熊本県ではここ数日雨が降り続いているため、少しの揺れでも土砂崩れなどが起きる恐れがあるため、危険な場所には近づかないようにしてください。

この図の「八代市」と書かれた場所から東に平行に移動した青線の辺りが昨日の震源（出典 https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:2016_Kumamoto_earthquake_Focal_Area_by_GSI_ja.svg#mw-jump-to-license）