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エッセイと呼ぶにはおこがましいモノ

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エッセイっていうとなんだか大袈裟なだなぁと思ってしまう今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。なんだか恥ずかしいようなソワソワする気持ちでマガジン化しております。
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2022年5月の記事一覧

スマホ故障で大騒動

突然、スマホが壊れた。

充電しながら音声会話アプリを使っていたら、それは熱を帯び、前触れもなく電源が落ちた。

大手キャリアで契約しておらず、appleストアから保証なしで買ったiphoneなので、修理をするのも自分頼りである。この大事故に助けはこない。

最初は軽い気持ちでいた。
どうせ『音量上→音量下→電源長押し』で治るだろうと。
あれ間違えたかな『音量上→音量下→電源長押し』。
繰り返す『

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ミミズ大博打

ミミズ大博打

ミミズと小枝の違いを教えてください。

雨の夜、犬の散歩をする。
「家では絶対におしっこもウンチもしない」と決めた愛犬がいると、天気に関係なく散歩に駆り出される。

ここは田舎道。雑に放置されボコボコのコンクリート道には両端の土手から次々と這い出してくるミミズに溢れている。

それと同じ数だけ、イチョウ並木から落ちてきた細い小枝群が雨に打たれてぬらぬらと光っている。

パッと見、違いが分からない。

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本を読みなさい、と母は無理強いした

本を読みなさい、と母は無理強いした

読書アレルギー

恥ずかしながら、宮沢賢治も夏目漱石も司馬遼太郎も、ヘミングウェイも村上春樹も伊坂幸太郎もハリーポッターも、全てまともに読んだことがない。

本が手元に無かった訳ではない。

母は本の虫だったため、棚には小難しそうな百科事典から漫画まで様々並んでいたし、積んでもあった。
教科書に載るような文学は、幼い頃から手の届く範囲にあった。全集は、ふりがなが振ってあって小学生用に読みやすくされ

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