🌞 kitaeru 🌞 少し生きるヒント①

鍛える

昔と今は、労働の質が違う。

昔は体力をすり減らす。
今は神経をすり減らす。

命懸けの仕事が多く
病気ですぐ死んだのは
ほんの数十年前。

「 狼は生きろ豚は死ね 」
小説か何かのキャッチコピー

社会が安定し平和が続き
見えない圧力が増し
他者や自分を責める現代。

「 生き残る 」という
意味が解らない若者。

・

「 心が強くなりたい 」

近代で若いと
そういう気持ちになる。

本当は
心に強いも弱いも無いが

脳が未発達なので
現実に上手く対応が出来てない
と感じてしまう。

社会との隔絶が
少年少女時から続くと
ギャップを感じやすい。

余りにも長い子供時代だから
仕方ないのだが・・・

どうも
コウノトリが強さを運んでくると
思っている人がいる。

宝くじを買わずに
強運で宝くじに当たりたい。

未熟という自覚が乏しい。

でも弱いとしんどい。
しんどいのが嫌だ。

強くなりたかったら
なれば良い。

それだけの事。

その努力・頑張りは
自分の為だろう。

・

ちょっと前まで
頑張り過ぎる人がうつ病になり
「 頑張れ 」という励ましは
うつの人を追い詰めると
言われていた。

さて
自分の為に頑張って
欝になるのだろうか？

スポーツ選手が
チーム優勝の為に頑張る。
何故、そのスポーツを続ける？
何故、優勝したい？

自分が生きてるから
頑張れる。

頑張った先に
上達・達成・喜びがあるから
頑張れる。

いつの間にか
頑張らないのはダメ人間で
生きている資格が無いと
誰かが言い出し
強制されてきた。


太平洋戦争
特攻隊で消えた若い命
お国の為という強制だが・・・

自分の頑張りで
大切な家族を守れると信じ
散っていった。

自分にとって
命より大切な家族。

自ら死を覚悟し
戦火の中に身を投じる。

これは「自殺」だろうか？

・

練習を一生懸命するが
試合で勝てない人いますよね。

練習せずでも試合で勝てれば
練習しなくて良いのです。

何の為に練習するか？
試合で勝つ為だよね。

という事は
練習の仕方が合ってない。

合ってないを幾ら頑張っても
無駄な努力をしてるだけ。

日本人は
「 ただ頑張ってる 」を
評価し過ぎる傾向があって
そこに成果主義が加わって・・・

そうすると
どれだけ努力しても
結果は出ないわ
結果が出てないと叱られるわ
もう散々な目にあう。

未だに
合理的・機能的・マニュアルを否定する。

マニュアルを勘違いしてる人は多い。
マニュアルは最低限の保証・基本であって
これを土台に上を目指す仕組み。

基本があって応用。
応用が出来れば
結果が出せるので
時に基本は無視して構わない。

接客なら失礼ない対応が基本で
お客様の笑顔を導き出すが応用になる。

プロフェッショナルは応用で
クレーマーを上客に変える。

・

今の日本人
過程も結果も
実はよく観ていない。

過程が結果で
結果は常に過程に過ぎない。

努力・頑張り自体が
何かの為になってない。


昔、水泳のコーチで
幼児を教えた事がある。

こいつら楽しかったら
身体をアホほど動かすｗ

人間は何故か
プールに喜びがある。
どうせ毎回１時間
めちゃくちゃ楽しく
ハードにしてやった。

最後に必ず自由時間も
ちょっと設け
たまに私が台の上から
幼児を水に放り投げる。
キャッキャッ喜ぶ。

授業が終わったら
お母さんに抱っこされ
バタンキューで爆睡！

１０人程の幼児が
異常に泳げるようになっていく。

少し知的障害のある子
言う事を中々聞いてくれない。
バタ足テストでまともに泳がない。

潜水しやがる。
それも超長い時間潜れる。

小さいガキらと大人が遊ぶ時
あいつらは体力の限界を知らない。
次の日に仕事があるとか考えないｗ

トコトン遊んで電池が切れた様に倒れ
アッという間に回復！
前よりパワーアップする。

しかし
力や頭脳は大人が優れている
絶対に負けてはならない。
大人の凄さを思い知らせるべきだ。

親でなく
ちっこいガキ共と
もし遊ぶ機会があったなら
本気で対決を一度した方が良い。

あいつらは
大人より元気だ。
いつまでもしつこく遊ぶ。
先に音を上げた方が負けだ。

小さなガキ共が
笑顔で屍の山になり
その傍らに仁王立ちすれば
完全勝利だ！

さて・・・
これは過程なのか？
結果なのか？

・

若い頃
「 トコトン待ってやろう！ 」
ひたすら待つと決めたり。

スマホも無い時代だから
暇をもてあそび
努力で暇を潰そうとしたり。

好みでない漫画を
とにかく読みまくったり。

これも修行だ！
と言って、くだらない事を
よくやったものだｗ

新聞・ラジオ・テレビ
ＴＶゲーム・パソコン・スマホ
文明の利器で退屈な時間が
どんどん消えていった。

退屈は近代が生み出した苦痛
その苦痛を和らげるツールの出現。

暇で辛いから考えた時代。

スマホで暇は潰せるが
考える力が乏しく
ただ辛いとこぼす人がいる。

昭和の小説
自伝・エッセイ等を読むと
無為な時間の話は多い。

・

あるギャグ漫画の例え話

悪霊が来ると恐れ
家の床下に隠れた男

もし見つかったらどうしよう？

そうだ！
戦う為に身体を鍛えよう！

腕立て伏せを始めるｗ

・

ある偉人の言葉で
「 意味なく鍛えなさい 」
とある。

意味無いのが意味。

暇つぶしを自分で考え
意味なく強くなる鍛え方

人にはそれぞれ
自分に合った鍛え方があります。

内向的・外向的
それぞれあります。

それなりに人生で耐える力は
その鍛え方で変わります。

癌で病床でも
余命が結果変わらなくても
鍛えることは出来ます。

鍛えること自体が
喜びでもあるのです。

是非
共感されない鍛え方を
編み出してね ( ´ ▽ ` )ﾉ