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バカでも分かる3分で読めるPEST分析

╲この記事は3分で読めます╱(1652文字)

【PEST分析とは?】

経営学者のフィリップ・コトラー氏によって提案されたマクロ環境の分析手法で、Politics(政治的要因)、Economy(経済的要因)、Society(社会的要因)、Technology(技術的要因)の4つの頭文字をとってPEST分析と呼ばれます。経営やマーケティングにおいて、世の中の流れを広い視野で捉えていく姿勢はとても重要です。自社が社会の影響をどう受けるか予測しながら、舵をきっていくことが求められますよね。PEST分析では、政治・経済・社会・技術の4つの観点から、経営やマーケティングに影響を与える要素を、プラス面とマイナス面の両方から分析するフレームワークです。

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【PEST分析の目的、どんな時に必要?】

PEST分析の目的は、社会の外部環境を意味する「マクロ環境」について分析や予測を行い、仮説を立てることです。外部環境は細分化するとマクロ環境とミクロ環境の2つに分けられます。そのうちのマクロ環境、つまり自社でコントロールできない世の中の流れや業界動向を把握・分析することで環境の変化や事業活動に影響を与える要因を探っていくのです。

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【PESTとは?】

それぞれ要点について押さえておきます。

P:Politics(政治的
政権交代、政府の方針転換、業界法の改正、規制の強化・緩和、外交問題などが含まれます。例えば、人材派遣法の改正によって、これまでは派遣が禁じられていた職種が認可されることで、人材派遣業ではビジネスチャンスが生まれます。

E:Economy(経済的)
景気動向、物価の変動、GDP成長率、失業率、鉱工業生産指数、住宅着工数など、あらゆる経済指標や将来的見通しがこれに含まれます。例えば、海外で製造を行っているメーカーであれば、円高になると現地の人件費、固定費等が総体的に安くなるため、ビジネスの追い風になります。

S:Society(社会的)
人口動態、文化、教育制度、ライフスタイルや価値観の変化などが含まれます。例えば、社会の少子高齢化がさらに進むことで、学校経営や未成年の受験教育といった分野が厳しい局面に向かう一方で、シニア向けサービスや介護ビジネスの分野が成長します。

T:Technology(技術的)
画期的な新技術の登場、およびその普及による市場の変化などが挙げられます。革新的技術は、新たな市場をもたらす一方で、既存の市場を縮小へ追い込む可能性があります。例えば、インターネットの登場と普及で、ネット広告市場が拡大の一途をたどる反面、新聞や雑誌といった既存メディアの広告市場が縮小していくといった現象がそれにあたります。

【PEST分析の目的を再確認にする】

⑴市場の変化を知り、事業機会を見出す

市場の変化を知り、自社にとってのリスクを見出す

⑵PEST分析で単に情報を集めただけでは、競合他社よりも優れた戦略を打ち出すことは難しくなります。PEST分析では、まずは市場の現状に着目します。

⑶さらにPEST分析で探し出した情報から、今後の市場で起きうる変化をうまく想定することで、優れた市場戦略の策定につながります。したがって、PEST分析は、あらかじめ「仮説」を準備しておくとスムーズに進むことになります。

PEST分析のコツ

[とにかく今後起きうる変化に着目する]
PEST分析では、現状の事実だけでなく、今後起きうる変化や動向に着目します。

[事実と解釈を混ぜない]
PEST分析で調べた結果(事実)と自分の理解の内容(解釈)は、確実に分けましょう。分析では、事実を提示すること。これが最も大切です。

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[まとめ]

PEST分析は、マクロ環境分析に使われるフレームワークです。さらにマクロ環境分析は業界分析や戦略などその後のマーケティング戦略立案につながる重要なプロセスになります。PEST分析のやり方と、コツを理解しておくと、マーケティング戦略立案がもっと上手になるでしょう。みなさまもぜひPEST分析のやり方を身につけてください。いまの消費者心理や消費動向と、もはや切り離して考えることの難しいマーケティング。実際に取り組んでみたいと思ったとき、以下のようなお悩みはありませんか?

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