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雑司が谷散人の街道遊歩 0747

中山道 5日目-09 2019.4.24

中山道旧道左手に現れる大きな煉瓦造りの倉庫は、旧本庄商業銀行のもので、融資の担保とした繭を保管する為に明治29年に建てられたもの。
その後、洋菓子店を経て、今は市の保有となり、保存、活用されている。

旧本庄商業銀行倉庫

本庄宿の街並み。
武蔵国最後の宿場も、そろそろ西の外れが近づく。

本庄宿

中山道旧道右手に3つの蔵が並ぶ一画は、酒問屋小森商店の本庄支店跡地で、蔵を保存、活用した「本庄宮本蔵の街」として整備されている。
旧道に面した板張りの一の蔵は、元は漆喰で、明治12年築。

本庄宮本蔵の街 一の蔵

一の蔵から少し奥にある白壁の二の蔵は、明治22年築。

二の蔵

一番奥の赤煉瓦の三の蔵は、大正10年築。

三の蔵

本庄宿の西の外れに、金鑚神社。
欽明天皇2年の創建と伝えられる古社。
権現造りの社殿の他、大門、神楽殿、神輿殿などが、鬱蒼と茂るケヤキやイチョウの大木に囲まれて佇む。

金鑚神社

中山道旧道は金鑚神社の先で、国道462号との千代田3丁目交差点へ。
ここは上州姫街道との分岐点。
中山道は右へ折れる鉤形となり、姫街道は左へ。
藤岡、下仁田から和美峠を経る姫街道とは、信濃国追分宿手前の借宿で再び合流する。
国道の歩道には、中山道の宿場名が書かれたタイル。

上州姫街道との分岐点

国道462号から左へ折れ、小島、万年寺地区を進む中山道旧道。
やがて上里町に入ると、左手に浅間山古墳。
このあたりは古墳が多く見られ、ここも旭・小島古墳群のひとつ。

浅間山古墳

この後、JR高崎線神保原駅へ出て、中山道の旅5日目を終了。
戸田の渡しから続いた埼玉県を抜け、次回は上州群馬県へ。

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