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盛岡市動物公園 ZOOMO リニューアルオープン当日に行ってきた。

こんにちは!
世界中の動物に会いに行く旅人Mamoです。

タイトルの通り、昨日リニューアルオープンした盛岡市動物公園 ZOOMOに早速行ってきました!

リニューアルオープン当日に岩手県出張が重ねるというミラクルが起こりました。(会社ありがとうございます)

リニューアル前の訪問歴はないため、比較はできませんが、「お!」と思ったことをつらつらと書いていきます!

以下、ネタバレになりますのでご注意を!


良い!と思ったところ

①門までのメッセージ

メインゲートまで行く途中、数種の動物のシルエットにZOOMOの思いが書かれています。

考えさせられる序奏のはじまり

意思のある内容に感情が揺さぶられました!

一番最初に動物園の思いを押し出すのは素敵な工夫だと思いました。

ひらがな多めでお子様も読みやすいですし、ひとつひとつ丁寧に読み進んでほしいです。

また貴重な財源である入園料を1,000円と、しっかり取っているのも良かったです。

②里山エリア

有料ゲートとくぐった一番最初にいるのは「トウホクウサギ」

動物園に期待することの一つはライオンやゾウなどのいわゆるスターたちなので、正直なところあまりインパクトのない日本に住む動物たちは、普通は園の端のいることが多いです。

そのため個人的な感覚ですが、スキップされてしまうことが多い印象です。

ですが、ZOOMOは一番最初に里山エリアを配置し、トウホクウサギをはじめニホンカモシカ、ボンドキツネ、ツキノワグマといったを展示していました。

ニホンカモシカは見つかりましたか?

門までのメッセージを読み心が動いた後すぐに、身近な動物を観察することができます。

きっとお子様も疲れる前でしょう。

とてもいい配置だなと!

エンカウントすることは少ないですが、日本にも豊かな生態系が残っています。

そして世界各国と同様に環境破壊や人との軋轢の問題を抱えています。

まずは自分に一番近い存在を知り、共存に向けて心が動くきっかけになることを願います。

③ガラス張り

新たな展示場を作る際、ガラス張りの大きな窓を作るのが昨今の改修の流行りかと思います。

ZOOMOもライオンなどに大きな窓がありました。

そして驚いたのは、柵の中段にも窓を設置している展示場がありました。

隙間から覗く必要なし!

これは写真好きにとって嬉しいのではないでしょうか?!

まるで額縁に入った絵のような写真も撮ることができます。

良い画角のはずなのに、写真下手ですみません。

④サバンナエリアの再現度

各動物の展示場はそれぞれに応じて工夫されていましたが、中で特に驚いたのはシマウマとシタツンガが混合展示されているサバンナの再現度。

カエルの声も聞こえました

草原や砂、岩を用いた展示場を作っている動物園は多々ありますが、これらに加え、疎林を配置したり、フラットではなく丘陵を施しているのにたまげました。

また水辺に水がちゃんと流れていたり、一部は湿地帯になっていたりと、まるで本当のサバンナを一部切り取ったようでした。

砂遊び、泥遊び、水遊びができる

動物園関係者あるいは施工事業者が実際に現地視察をしたとしか思えません。

タンザニアのタランギレ国立公園

この場所からアフリカゾウやライオン、キリンやフラミンゴとサバンナエリアの動物たちを見渡せる工夫も良かったです。

旅していた時に懐かしさを覚え、気づいたら結構な時間ベンチに座っていました。

⑤ベンチや休憩スペースの多さ

ベンチと言えば、各展示場に必ずといっていいほどベンチあるいは座れる段差が設置されているものグッドポイントです。

アフリカゾウ舎屋上より。左中央のウッドデッキには段差もベンチもある。

ゆっくり観察したい時はもちろん、ちょっとお子様を休ませるのにもどんどん活用できます。

ツキノワグマ舎。こちらもベンチあり(右端)

⑥個性的なグッズ展開をするasHiato by ZOOMO

動物園のお土産に多いのはぬいぐるみやお菓子ですが、ZOOMOにあるショップは雑貨や地元作家、地元企業を協同したグッズ、少し変わったグッズがありました。

バナナペーパーを使ったステッカーやZOOMOで飼育している動物のうんちを利用した着火剤など、他園にはないここだけのグッズが数多く揃えられています。

グッズによっては売上の一部は動物や自然保護の取り組みに充てられます。

オンラインショップもあるので、こちらもぜひ覗いてみてください。

残念だったところ

あまり残念だった点を言うのは好きではないのですが、ひとつだけ。

盛岡駅からのバス増やすべきです。

残念ながら、僕史上一番アクセス悪かった動物園です。

盛岡駅からは日時限定のバスが1日2-4本のみ。

そして、なんとリニューアルオープンの日はバスがない日でした。

しょうがなく、一番最寄りかと思われる他のバス停:新庄浄水場)まで行き(この路線は1時間に1-2本)、そこから30分山道を歩きました。

帰りも同様に30分山道を歩きバスに乗りました。

広島の安佐動物園や市川市動植物園も最寄り駅から40分ほどかかる同様な立地です。

ただいずれも1時間に1本はバスあり&毎日あったかと思います。

せっかく素敵な園なのに、そして今一番注目集めてる園なのにもったいないです。

全国の動物園好きや近郊の車持ってない方達が行きづらい=面倒だから行かないとなるのが惜しいです。

また未来を担う地元の学生たちにも不便です。

ファミリー層以外の動物園離れを助長してしまっています。

 動物園だけの問題ではないので非常に難しいと重々承知しておりますが、数本増やす、もしくはつつじが丘団地行きのバスを動物園まで伸ばしてほしいなと感じます。

リピーターを増やすためにも!

おわりに

拙い文章をここまで読んでいただきありがとうございました!

最後は残念だった点を書きましたが、総じて満足度は高かったです。

ZOOMOの理念どおり、メッセージ性のある動物園だなと感じました。

ぜひ今後訪問し、みなさんの感想もお聞きできればなと思います!


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