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「あなたのスキル ZOOMOで活かしてみませんか?~ZOOMOが提案する新たな市民参加のかたち~」

今回は施設紹介を一度お休みして、8月1日から募集を開始するサポーター制度「ZOOMO FRIENDS」とボランティア制度「ZOOMO FAMILY」についてご紹介します。

全国各地のほとんどの動物園水族館にはサポーター制度やボランティア制度、友の会といったものがあります。活動内容は設立目的によって各園館で特色があり、自立した組織で園内でのスポットガイドや来園者のサポート、職員のお手伝いなどの活動をしているボランティア組織もあれば、より広く園館の取組みや動物のことを知ってもらうことを目的に低額の会費で会報やノベリティグッズがもらえるサービス型のサポーター制度を導入している園館もあります。

ZOOMOでは開園以来「動物公園友の会」という活動を行ってきました。ZOOMOのファンの方々約100名で構成され、毎月1回の例会を通じて動物園と市民の架け橋としての役割を担っていただいてきました。

(※カエル池の整備をしている様子)

園内の野生生物が暮らしやすい環境を作るためにヤマアカガエルやトウホクサンショウウオの棲む池を整備したり、園内に暮らす野鳥やニホンリスのために巣箱をかけたり、イベントを開催して来園者に工作やふれあいなどの体験をしてもらったり、スポットガイドをしてもらったりと様々な活動をしてきました。中には20年以上にわたって親子三代で活動に参加して下さっている会員さんもいるほど、ZOOMOと市民とのつながりには欠かせない活動に育っていました。

(※スポットガイドをしている様子)

ZOOMOがリニューアルをするにあたり、体制や業務の見直しを行う中で、これまで職員主体で実施してきた友の会の活動から、会員のみなさんがこれまで以上に主体的にZOOMOに関わって活動する自立したボランティア制度と、より広くZOOMOの取組みや飼育動物について理解を深めてもらうためのサポーター制度に分けて活動をしていくことで、会員さんのスキルを活かしながら希望を反映した魅力的な活動にすることができるのではないかと考えました。

そして満を持して8月1日から募集を開始するのが、ZOOMOの理念や来園者に感じてもらいたい価値を共有してより主体的に関わっていただきながら一緒に新たなZOOMOを作っていってもらうための自立したボランティア組織「ZOOMO FAMILY」と、広く全国の方々にZOOMOの取り組みを知ってもらい継続的にご支援いただくためのサポーター制度「ZOOMO FRIENDS」です。

詳細は当園HPをご覧いただきたいですが、特にポイントとなるのは、ボランティア活動を希望する方々に講座を受講してもらい、ZOOMOの楽しみ方や魅力を知り尽くした「ZOOMO学芸員」に認定するというところです。
また、活動が予め決められていたり、職員の側から指示をされるのではなく、ZOOMO学芸員さん一人一人のスキルや希望を聞きながら、できることできないことを話し合って活動内容を決めていくという点も大きなポイントです。

ですので、現時点で具体的な活動内容が決まっているわけではありません。動物や園内の動植物のガイドをしたい方がいるかもしれませんし、絵本の読み聞かせがしたい方がいるかもしれません。園内の植物の管理をしたい方がいるかもしれませんし、園内に棲む生物相の調査をしたい方がいるかもしれません。手芸が好きな方、アウトドアが好きな方、子どもと関わるのが好きな方、多国語を話せる方、どんな特技や趣味を持った方が来てくださるのか分かりませんし、保育士さん、大工さん、トレーニングのインストラクターさん、学生さんなど、これまでに接点の少なかった新たな職種やコンテンツ、年齢層を取り込んだ活動ができるのではないかと私たちもワクワクしているところです。
新たに立ち上げる取り組みですので至らない点も多々あるかと思いますが、新しくなるZOOMOと新たなファンとのつながり方を一緒に楽しみながら育てていっていただけたら嬉しいです。

「ZOOMO FAMILY」と「ZOOMO FRIENDS」の活動に興味を持って下さった方は、ぜひ当園HPから詳細をチェックしてみて下さい。素敵な出会いがあることを職員一同楽しみにしています。

「ZOOMO FAMILY」と「ZOOMO FRIENDS」の詳細はこちら

企画営業広報 荒井