地震に強い家をつくるためのポイント(表層地盤増幅率の調査編)

Zoo工務店では、地震に強い家をつくるために、まずは敷地の状況を知る事からはじめています。その土地を含めた周辺環境の揺れやすさを、おおよその想定で下調べを行います。(総費用計画に影響するためです)
実際には個々の土地ひとつひとつ、複合的な地盤調査をおこないます。一般的に行われている「地盤調査」は建物の自重に耐えうるかどうか、つまり、静的な状態で不同沈下等の問題が起こらないかどうかの試験で、これはこれで大変重要なのですが、更に重要な事はZoo工務店で全邸実施する「微動探査」という調査があり、それらを複合的に調査を実施する事が大切になります。これは、それぞれの土地(同じ敷地内でも、建物配置によって変わります)の揺れやすさや固有周期などを調査し、その調査データと建物データを使って、耐震シミュレーターで確認します。
これにより、建物の揺れやすさや、部位毎のダメージを把握する事により、事前に弱点を修正し、無くしていく構造設計(必要に応じて補強)が可能となります。

Zoo工務店は、ただ、耐えられるかという視点だけでは不十分だと考えております。
長くお住まい頂くことを前提として、その間に強い地震が複数回発生するかもしれない。
その際に建物のダメージが最小限に抑えられ、また、仮に増幅率の高い土地であったとしても、制振装置などを効果的に配置することで、揺れそのものを抑制し、建物内の被害を軽減することが期待できます。