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ロザリー

寝ても覚めても自粛生活、演劇が足りない、、、
予定していた観劇予定は悉く潰れ、現状手持ちで一番近いのは9月のチケットです泣きたい!
そんなこんなで今日も過去の思い出に縋り付いてゆきます。
とはいってもこれが今のところ最後に見たミュージカルなんですよね...やばい

私の最後の思い出(現在)として残っているのが
ミュージカル座さんによるミュージカル『ロザリー』です。会場は六行会ホール。
3月だったけどなんとか上演してくれました、、ありがたい、、、
ミュージカル座の作品を見るのは恐らく今回初...なぜ観劇に至ったかと言いますとお察しの通り、推しが出演してたからです。
とはいえかなり有名な劇団なので今回観れたのはとっても良い機会でした!

ロザリーはフランス革命を題材にしたミュージカル。
処刑前のマリー・アントワネットと牢の女中ロザリーが語り合う場面から始まり、フランス王妃として生きたマリーと封建社会の中で生きたロザリーそれぞれの人生を追いながらフランス革命までを描きます。
私このあたりの時代を描いた作品ってとにかく大好きなんですよね、
なので普通に物語を追ってるだけでも楽しいのです
ただ思ってた以上に生々しい!結構若い人たち中心に構成されているから油断してたら演出はわりと容赦なくて目の前でただただ起こる理不尽な虐殺・凌辱におおう...となりました。ただこの生々しさあってこそのフランス革命ミュージカル。
決して綺麗な時代の話ではありませんからね。これでこそだと思います。

完全なまでに個人的ですがこの作品の印象、
1789(東宝)×MA(東宝)×ロミジュリ(東宝) でした。
どれも私が過去に観たことあるってだけかもしれませんが
良く言えばそれぞれの作品の魅力が散りばめられている、
良くない言い方をすればどっかで見たことある演出、といった感じです。
1789とMAに関しては、まあ同じ時代の同じ人物を描いたならこうもなりますという話です。ロザリーとアラン、マリーとフェルセンが4人で歌うシーン観たときに新歌舞伎座で観た1789の情景が一気にフラッシュバックして泣きそうでした。
なんでロミジュリが湧いて出た?と疑問でしょうが、これは舞台上のあらゆるシーンで存在感を放っていた黒装束の女性ダンサーがいたためです。
とにかく正体不明で常に影に潜み不穏な予感を抱かせる存在...あっこれロミジュリの「死」的なやつか!と思ったが最後、私の脳裏にはロミジュリというワードがこびりついて離れなくなった次第です。
まあつまりはいろんな名作ミュージカルの魅力が詰まってますよってこってね

ちらっと触れましたがこの作品のキャストはとにかく若手で構成されてます。
なので今回お初にお目にかかる方がほとんど...だけども皆様素晴らしい存在感で!
とーーーーくに凄かったのは主演のお二人!
ロザリー役の綿引さやかさん
お名前を聞くことはよくあったけど実際舞台で見たのは初めてだった気が!
まずシンプルにお顔が美しい...ハキハキとした出で立ちが強い女性像をより顕著にイメージさせられる、とてもハマり役だなと感じました!
女性としての強さだけでなく優しさも持ち合わせていてすごく惹きこまれるロザリーでした。
そしてマリー・アントワネット役の尾川詩帆さん
この方もまた可愛らしくて...!顔立ちはおっとりしていらっしゃるのに、舞台上で涙を流しながら真っ直ぐに客席を見つめるその眼がとにかく強くて目を奪われる!
お若いはずなのにすごく凛々しくて言動一つ一つにめちゃめちゃ品がある。
且つ独房シーンの表情からは何を思うのか感情が読み取れないミステリアスさもあり、このマリー像はとにかく好きだぞ!!と思わずにはいられませんでした。

そして今回の一番の目当て、アラン役の木暮真一郎くん
ミュージカルで観たのは実にSMOKEの超ぶりですよ!
(舞台PSYCO-PASSで歌ってるのは観たけども笑)
今回木暮くんのメールマガジンで応募してチケットをご用意して頂いたのですが
なんとありがたいことに最前...加えてかなり小規模ホールなもんだからこれでもかという近さで堪能してまいりました、ありがとうございます!!
この並々ならぬ身長ゆえの圧倒的存在感、そして歌い出すとその歌声がほんっっとうにどこまでも響く!この歌声に惚れて3年近く経ちますがまだまだ大好きです。
あとこういう好青年役が本当に似合います。レミゼ で培った人を率いる強さをバッシバシに出して存在感を放っていきます。かと思えば急に繊細な芝居、ここ1年くらいで芝居の振り幅がすごいですこの人。
好きを語ると止まらないのでこれくらいでやめときます。書き過ぎダメ

あとこれまた個人的ですが目を引いて仕方なかった方、
ルイ16世役の水越友紀さん
いやこの人すっっごかったよ...なんだろう、歴史の流れ上重要人物ではあるんだけど本作において特段に目立った場面はなかったように思う。なのにも関わらず観終わった後どうしようもないくらい印象に残ってたのがこの人でした。
確実に存在感はあるんだけど主張し過ぎない、舞台上に一番馴染んでいたって表現がいいのかはわからないけどそんな感じです。(語彙力)
夫婦として関わっていきたいマリーに対してルイはいつも「じゃあ...おやすみ」と言ってコミュニケーションを終わらせるのですが、この言い方ァ!!!
いろんな作品で見てきたルイ16世って王としてドンと威厳のある感じが多かったように思えるのですが、水越さんのルイはとにかく人間味。温かさすらある
観てる側としては1人の人間としてのルイ16世にフォーカスできて最高でした
全然うまく言えないのですが要は好きです...この人の演じるルイ好きです......

とまあこれを最後に私の観劇はストップしています。
次に書けるのは何...?と言う感じなので時間が空いてる今のうちに映画とかいろいろ好きなことについて書けたらいいなあと思います。
はやくコロナ死滅しますように!

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