本当にあったファ!?な話

こんにちは!

さぁやってきました週末
仕事も終わって缶ビール片手にほろ酔いな方も多いのではないでしょうか?

今日は酒のあてにでもなればと、「ファ!?」な話をしていこうと思います。適当に読んでいってください。

1.盗られたもの

大学生在学時、僕はスペイン語を独学で学んでいました。
ひたすらに文法書と単語帳との睨めっこ
話すトレーニングもしないと、そう思い知人のバックパッカーホテルでウルグアイ人の方にレッスンしてもらったりもしました。

時は過ぎ、

現地で試さんと話にならん

そう思った僕はお金を貯め、大学生3回生の頃に渡西することを決意。
そのタイミングで僕はバックパッカーホテルで良くしてもらった方々に報告
そこで働いてる方には旅人や英語が堪能な人が多く、海外での経験が豊富な方ばかり。皆さんがアドバイスをくれます。

旅人「スペインは本当にスリが多いから気を付けて」
オーナー「彼らのスリは芸術だからね」

もちろんポジティブな話もたくさんしていただいたけど、スリの話ばっかり。

そう聞いた僕はスペインで、財布や携帯の入ったメッセンジャーバッグを胸の前に抱え、カード類は首からぶら下げインナーの内側に忍ばせてマドリードの街を練り歩いていた。

まぁこれだけやってればスラれることもないだろうと。

ただ事件は起きた

人通りが少ない道を歩いていると、反対側からふらふらと中年の女性が歩いてきた。あまり気にはしてなかったんだけど、すれ違いざまに

『ブシュー』

ネチョッとした何かを顔にかけられた(マヨネーズでしたね)

何が起こったのかも分からず、どうすればいいのかわからなかった僕は
とりあえず首からぶら下げているバッグを両手で抱え込む

『これがお前らのやり方かっ!』

目もイタイし見えないし、全然何が起こってるのかわからない僕はとりあえず暴れた。
何を盗もうとしてるのかわからなかったが、バッグがとられなければ大丈夫
そう思った次の瞬間

ずぅぅーんとした痛みが局部に走った。

そう、僕は今股間を掴まれている。

え?とかなりつつも訳のわからない状態は続いているから、バッグは保護しつつ暴れ続ける僕。

「やばい、こいつの狙いは何なんや、マドリード治安悪すぎて草!!」

とか思ってたら、局部の痛みは消えた

顔にかけられた何か(マヨネーズ)をとりあえず払って周りを見渡すと走って逃げている中年を発見

「まてこらっ」

なんて思えず、目の前で起こった奇妙なことを頭で整理した。
なんなら怖くて追いかけることもできない

とりあえず、バッグの中身を確認する。
携帯よし
財布よし
煙草よし
鍵よし

あれ、何も盗られちゃいない。
首に掛けたカード類も大丈夫

なんだったんだろう。

股間にほのかな暖かさを残しながら家路につく。

帰ってすぐ顔を洗ってると、ホームファミリーはどうしたの?と僕に尋ねてきた。
僕が一部始終を話し
何が起こったのか、何だったのかわからないと伝えた。

ホストファミリーも
「本当になにも盗られていない?何なのソレ」と執拗に聞いてくる。
聞きたいのは僕の方
何もわからないまま、ホストマザーと朝の3時くらいまで会議。
もう、5時間くらい前から何も進んでいない話に飽きてとりあえず寝ることになったが、ベットの上でも考えて寝付けない。

次の日はほぼオールで学校へ
クラスの友達に昨晩のことを話すけど、みんなもホストマザー同様

「本当になにも盗られてない?」

としか聞いてこない

やっぱり解決しない。

その後も2回スリ未遂を体験
先人たちは言ってた「スペイン、スリ多いでっ!」
いうても多すぎるやろ。
とは思うが、スリだったのか何だったのかわからないあの事件が衝撃的過ぎてほかの2つはあまり気にならなかった。

スペインにいる間はその事件のことを結構気にした

何も解決せずそのまま帰国したんですが

今でもなんだったのかわからない。


ただ一つだけ言えるのは

おいしい話をありがとう

盗られるどころか与えられてました。(てへぺろ

2.最後に

この話のために「しょうもない」って言葉が存在するんやなって思いましたか?

実際は、30秒もあったか分からない話なんですけど、体感すごく長かった。
今はこうして書いてるけど、実際にあったらなんもできないですね。
怖かった

スペインでは他に2回スリ未遂があったんで、恐らくは本当にスリの多い国なんだろうと思いました。
女性の方は特に気をつけましょう!

でも皆優しくて、キレイな町並みで。本当に大好きな国です。
落ち着いたらまた遊びにでも行きたいです。

最後までご覧いただきありがとうございます

Buen fin de semana.
皆さんよい週末を!




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