⑧恩寵
【不安商法について】①~⑦まで書いてみて、結局すべてがありがたい事だったと感謝しつつ、心に残るエピソードで締めくくります。
「わたしがすべてわかっている」
バチカンのお墨付き映画「ブルース・ブラザース」(時間経つほど生前のレジェンドのSOULに痺れてます!)
24歳当時独身だった私は、仕事上の人間関係や残業続きで疲れていたせいか、下腹部の激痛で持っていたお皿を落として割るような症状に見舞われ、病院に行ったのですが、「子宮内膜症」と子宮細胞異常、ガンの疑いありという診断結果を受けてしまいました。
敬虔なクリスチャンの友人が心配して、嫌がる私を自分の通う教会に何度も誘ってくれましたが、なかな行く気になれずにいました。
そんなある日曜日、「まあ、せっかく心配してくれてるんだから1回くらいは行こうかな。」くらいの軽い氣持ちで、初めて教会という所の扉を開けたんですね。
その時です。
「子宮内膜症のご婦人が癒されましたぁ~!」
とシャウトする牧師さんと
一同「アーメン!!」の唱和・・
・・・・・なんですとう?
なんか結婚式入場みたく、遅れてドアを開け、たくさんの人が参列した最後尾に立った私は
まさに映画「ブルース・ブラザース」状態。
(今でもこの映画の天啓シーンにめっちゃ感動します。)
んで席に通され、見よう見まねで目を閉じ、手を合わせた時のことです。
「わたしがすべてわかっている」
という、声なき声というか、何か温かいテレパシー的なものが聞こえ(感じ?)通路に白っぽい着物を着た髭の男性の幻が見えたんですよね。マジで。
(キリスト様キタコレ)
・・というふざけた感覚はなく、深く温かいものを感じ、辛かった心の奥をのぞきこむように包み込まれ、とにかく泣けたんです。
「誰も知らなくてもわたしは全て知っているよ」とその人は寄り添ってくれました。
そのとき、痛んでいた下腹部が温かくなったのを感じてもいましたが、驚いたのは翌週の検査結果で、すっかり「子宮内膜症」と子宮細胞異常、ガンの疑いも消えてしまっていた事でした。
診察当初、医者は「子供を産めないかも」などと最悪のケースを話していましたが
幸い、教会に行ったあとで問題なしとなったどころか、「産めないんだって」と避妊しなかったせいで
(生だしかよ😓)
当時つきあってた前夫との間に
玉のような健康な男児を授かったというね。
で、
「婚前交渉したせいで教会破門された」というね😓
その後の地元土着信仰時代に、霊媒師から
「はりつけの外人の神を拝んだのはいけない事だから謝罪の祈祷が必要」と言われ
さらには「その髭の男性はキリストじゃなく、ご先祖様だよ!」と言われ
どないやねん。
・・と真偽を問う氣は今はなく
とにかく、どなたであろうと
「その節はありがとうございました!」
とずっと感謝を忘れていません。
そして、昨年出会ったnoterさんの記事を読んでいたある晩、
数十年前に感じたあの声なき声を感じてその時の奇跡を思い出したのです。
今回、過去を振り返ったのは、自分の中の色々な葛藤や定義の違いを統合する目的がありました。
そして今はやっぱり
みんな大いなるひとつのいのち
という結論に総括できて
スッキリしています。
宗教もスピも職業も経験も関係ない。
生きながらえさせて下さった全てに感謝します。
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