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叱らない子育てって、実はめっちゃ厳しい子育てです

こんにちは、ぞみーです。
アドラー心理学を活用した子育てを実践していると言うと、アドラーは叱らないから甘い子育てなのかと勘違いされることがあります。いやいや、アドラー子育てでは確かに失敗や間違いを叱ることはしませんが、実はとっても厳しい子育て方法なんですよ。今日はそんなお話を書いてみたいと思います。

実はかなり厳しい、アドラー子育て

アドラー子育てでは、子供を一人の人間として尊敬・信頼して接するというベースがあります。そのため、親と子は別の人間で子供の課題は子供のもの、親の課題は親のものという考え方となります。当然、子供は子供ながら一人の人間として責任が生じるのです。

例えば、学校の宿題や持ち物の管理は子供の課題です。なので、子供が責任を持って自分でやらなければならないのです。親があれこれ先回りしたり、あの手この手を使ってやらせる必要はないのです。やっていなかったり忘れ物をしても、子供が自分で責任を負うべきものなのですから。この考えに基づいて対応すると、ともすればめちゃめちゃ厳しい対応になります。

実は先日、我が家の長男が学校で水筒をなくしました。午前中にないことに気づき、探した(らしい)けどなく、一日中何も飲まずで帰り道に電話をかけてきました。「喉乾いて死にそうで帰れないからお茶買っていい?」って。でも、学校と家で決めたルールで登下校中の買い食い禁止というのがあります。水筒がなくなったのは自分の責任です。だから早く帰ってきて家で飲むようにと突き放しました。2分おきに嘆きの電話がかかってきましたが、無視です(笑) 当たり前ですが、干からびることなく無事に帰ってきました。

厳しさの裏にあるもの

こんな話をすると一見めちゃくちゃ厳しい子育てに見えるかもしれませんが、実は厳しさの裏に優しさがある子育て方法なんです。

前述の水筒なくした事件。もし私がお茶を買うことをOKしていたら、どうなっていたでしょうか。きっと長男は、なくしたことをそれほど反省もせず、なくしたら買えばいいと簡単に考えるようになっていたでしょう。そして持ち物の自己管理は甘いままで、何度も同じ失敗を繰り返すでしょう。
でも、今回自分の失敗で干からびそうな困った思いをしたことで、きっと何かを学んでくれたと思うのです。そして、自立への小さな一歩を積み重ねてくれたと思います。

このように、アドラー子育ては子供が一人の人間として自立していくサポートができる、厳しいようでとても優しい子育てなのです。

その優しさは、甘やかし

私は子育て・教育本をこれまで100冊以上読んできましたが、その中で某有名ママの本も読みました。そこには、子供が賢くなっていい中学、高校、大学に行けるように、つきっきりで勉強を見て、学校の持ち物管理などはすべてママがやってあげるということが書かれていました。

もう驚愕ですわ。私からすると、その優しさは甘やかし以外の何物でもありません。大人になれば自分でできるようになると書かれていましたが、家事育児ができなくて妻の怒りを買っている日本男性が多いことが、結果を物語っているのではないでしょうか。

それと、甘やかし子育てだといつまでたっても親が大変なんですよ。ずーーーっと子供の面倒を見なければいけないから。
アドラー子育ては厳しいですが、自立を促すのでラクですよ。我が家では4歳次男でも保育園の準備は自分でやるので、朝のバタバタとは無縁です。育児が大変だと悩むママにこそ、お勧めしたい子育て方法です。

では今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。スキ、コメント、フォローいただけると喜びます!

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