子供のお友達トラブル、被害者への関わり方
こんにちは、ぞみーです。
先日、子供のお友達トラブルで自分の子が加害者側になってしまった時、勇気づけ子育てではどう対応するかについての記事を書きました。
こちらの記事に、このようなコメントをいただきました。
コメントをくださったファルさん、ありがとうございます。
今日は子供のお友達トラブルでの相手への対応について、勇気づけ子育ての考え方ではどう対応するのかを書きたいと思います。
事件から数週間後の状況
まず、先日記事として書きましたが、私の中で「めでたしめでたしとなった」と思っている訳ではありません。
状況としては、まだ注意して見守っておかなければいけない状況だと考えています。
そして、現状、相手の保護者への謝罪は特にしていません。
これは、相手の保護者へ謝罪したからといって、めでたしとはならないからです。
本当にめでたしとなるのは、Aちゃんがまた笑顔で登園できるようになった時です。
そのため、今加害者側の親として一番にやるべきことは、
「自分の子供がまた同じことを繰り返さないように、何が起こっているのか、なぜそうなってしまったのか、そしてどうすればいいのかを理解して実践できるようにすること」
だと思うのです。
お友達トラブルは誰の課題か?
これは、勇気づけ子育ての「課題の分離」という考え方に基づいた考え方です。
勇気づけ子育てでは、困ったことやイライラすることがあると、それは誰の課題かを考えます。
そして、その課題が子供の課題である場合、むやみやたらと介入しないのです。
今回のような、子供のお友達関係のトラブルは、子供の課題です。
そのため、Aちゃんに謝罪すべきなのは、嫌な思いをさせてしまった次男です。
確かに、子供が起こしたことに親が責任を取らなければいけないという考え方もあります
ですが、それではいつまで親は子供が起こしたことへの責任を取ればいいのでしょうか?
子供が将来、自立して一人で生きていくには、自分が起こしてしまったことに対して自分で責任を取らなければいけなくなってきます。
いきなり、20歳になったから自分で責任取ろうねと言われても、それまで親が何かと出てきて責任を取ってくれていた子は、自分で責任を取る方法が分かりません。
そのため、幼児期のうちから自分が起こしたことの責任を負うという練習をしていくのがよいのです。
もちろん、慰謝料を支払わなければならない事態になったり、物を壊して弁償が必要になるなど、子供だけで責任を負いきれない場合もあります。
その時には、保護監督責務がある親として謝罪と共に対応するということも必要でしょう。
でも、むやみやたらと親が出ていってしまっては、子供が自分で責任を負う、成長のチャンスを奪ってしまうことになるのです。
一方、親の責任は何かというと、自分の子供を保護し、育てていくという責任です。
だから、自分の子供がまた同じことを繰り返さないように教え、見守っていくということが大切だと考えで、先日の記事のような対応をしたのです。
親御さんに対する謝罪の気持ちはないのか?
こんな風に書いていると、被害者の子や親御さんに対して全く知らんぷりで謝罪の気持ちすらない冷たい奴だと思われるかもしれません。
ですがそんなことはなくて、そこは人として、同じ親として、痛めてしまったAちゃんの小さな心が、また笑顔にあふれることを願ってやみません。
だから園の先生を通じて、次男がまた同じ過ちを繰り返していないか、Aちゃんの登園渋りが続いていないかなど、様子を伺っています。
次男にも、毎日のように「今日はAちゃんとはどうだった?」と話を聞いています。
でも正直、私にできることはここまでだと思うのです。
だって、嫌な思いをさせられた相手の親から、大して面識もないのにいきなり「うちの子がごめんね、大丈夫?」と言われても、心が晴れるでしょうか?
傷ついた小さな心を元気にするために直接働きかけるのには、Aちゃんの親御さんや保育園の先生のお力をお借りするしかないと思うのです。
その観点では、Aちゃんの親御さんには余計なご心配やお手間をおかけしてしまっており、そこは申し訳ないなと思います。
なので、もし保育園の送り迎えや土日に公園などでAちゃんの親御さんにお会いしてお話しする機会があれば、「次男のせいでご心労をおかけしまして・・・」という話をすると思います。
お互い様の考え方で
実は、我が家の次男も3歳の時、同じようにお友達トラブルで登園渋りをしていたことがありました。
その時は、次男のことが大好きで一緒に遊ぼうと言ってくれる男の子が、遊びの中で言葉が出なくて次男のことを叩いてしまったり、蹴ってしまっていました。
次男は、当時は自分の気持ちを表現することが上手ではなく、嫌だけど嫌だと言えないと、つらい思いをしていました。
保育園への道で行きたくないと号泣して動かなくなり、なんとか連れて行ってもすがって泣いて、あまりのことに保育園を休ませてテレワークをしながら自宅保育をすることもありました。
正直大変でしたが、別に相手の子の親御さんから謝罪が欲しいとは思いませんでした。
だって、相手の子もまだ3歳。
他者とのコミュニケーションの仕方を学んでいるところなのですから。
だから、親御さんと顔を合わせても何の話もなかったけど、「お互い様だよね。(だけど早く言葉で表現できるように自分の子を何とかしてよ)」と思っていました。
こんな風に、子供同士のやり取りの中では、加害者になることも被害者になることもあります。
被害者側になるとつい、「うちの子に何するの!」という気持ちになってしまいますが、お互い様だと考えることで、自分の子供だけでなく他の子の成長も見守っていければいいなと思います。
様々な考え方があるかと思いますが、私の考え方は以上です。
ファルさん、お答えになっていますでしょうか?参考になりましたら、幸いです。
では本日はこの辺で。
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