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「変人」がマジョリティになれば日本は変わる

こんにちは、ぞみーです。
我が家では長男を探究学習ベースのオルタナティブスクールに通わせています。それもあって、教育についていろいろ調べたり考えることが、もはや趣味の私。このマガジンでは、日本の公教育とは違う新しい教育の様子について、見聞きしたことを紹介していこうと思います。

オルタナティブスクールHILLOCKの校長が語る「特別な支援」について

東洋経済オンラインで見つけたこちらの記事。東京に2022年4月に開校するオルタナティブスクールHILLOCK(ヒロック)初等部の校長、蓑手さんの記事です。

蓑手さんはもともと公立小学校の教員。特別支援学校での教員経験もあり、その経験から「特別な支援」が必要な子供に対する教育について語っています。
この記事で印象に残ったのはこちらの部分。

私も特別支援学校に行く前までは「正義」として特別な支援をしてきましたが、そもそもマジョリティーや大人の理想を「普通」という言葉で囲い込み、マイノリティーに「特別」とレッテルを貼って目立たないようにしていること自体に違和感を感じるようになりました。
もともと人はみんな特別であるべきだろうし、普通やマジョリティーなんてそもそも幻想なのではないか。
https://toyokeizai.net/articles/-/540836?fbclid=IwAR3f90sGVtCx0_LkFUJpG8S9cflkSZjHjJOFWK7zVizlcOL4O4xHrb5xTXc

これ、本当にその通りだと思います。
日本は歴史的に島国であるため、皆と同じであるマジョリティーが「普通」とされ、それ以外は「特別」もしくは「異端」だとされてきました。また、お殿様を頂点とした階層社会であったため、権威ある人が決めた「普通」がその社会の「普通」としてまかり通り、マイノリティーは認めないという風潮がありました。これを色濃く引き継いでいるのが、現在の公教育です。

でも蓑手さんも書いてあるように、「そうじゃないんだよ、普通やマジョリティーは幻想なんだよ。」というのに、このグローバル化で気づき違和感を感じてきた人が段々増えてきた。そんな過渡期の時代が今なんじゃないでしょうか。

じわじわ増えてきている日本のオルタナティブスクール

蓑手さんはこの違和感に気づき、この4月からご自身でHILLOCKというオルタナティブスクールを立ち上げられました。

日本には文科省に認可されていないオルタナティブスクールがいくつかあります。探究学習ベース、シュタイナー、イエナプランなどなど、それぞれベースとしているものは様々です。昔はオルタナティブスクールやフリースクールというのは不登校の子の受け皿のような位置づけだったようですが、今はそれぞれの教育理念に基づいたスクールが少しずつ増えてきています。
その背景には、蓑手さんのように公教育の違和感に気づいた人が増えてきているというものがあるのでしょう。

我が家もそんなオルタナティブスクールの1つである、探究学習ベースのスクールに子供を通わせています。そこで展開される教育の根底に、普通やマジョリティーを重視するのではなく、一人ひとりの個性や違いを認め合い伸ばしていくという思想があるなと日々感じています。
そしてその思想は、私が実践しているアドラー子育てにも通ずるもの。家でも学校でも一貫していられるので、助かっています。

「変人」が普通になればどんな社会になるだろうか

その思想を最近実感したのが、長男が通うスクールで毎年入学式に歌われる歌の歌詞。となりのトトロの「さんぽ」の替え歌なんですが、、

「今日から君も、変人だ~!」

このスクールで学ぶと変人になれるよって歌詞なんです。変人になることを推奨する教育なんて、日本の公教育では考えられないですよね(笑) でもこれが新しい教育。そして、少しずつですがその教育の輪が広がってきています。

そんなスクールに子供を入れる親も変人なのかな(笑) 
でもこんな風に変人がどんどん増えていって、お互いにその変人度合いを認め合うことがマジョリティーになったなら。もっともっと生きやすい社会になると思いませんか?面白い、ワクワクすることがいっぱい起こる社会になると思いませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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