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メキシコ議会で公開された「宇宙人の遺体」科学者らは「全くのナンセンス」と非難

メキシコ議会で「宇宙人の遺体」とされるものが公開された。この宇宙人の遺体は多くの議論を巻き起こしているが、真実は一体どこにあるのだろうか。

credit:Ufologist presents 'non-human' bodies to Mexican Congress / youtube

「宇宙人の遺体」が突如として公開された背景には、メキシコ議会が未確認空中現象(UAP)に関する公聴会を開催していたことがある。

ジャーナリストのハイメ・マウサン氏と軍の医師、ホセ・デ・ヘスス・ザルセ・ベニテス氏は、身長約1メートル、灰色の肌と大きな頭を持つ2体の「宇宙人の遺体」を公開した。
彼らはDNAテストでこれらの存在が人間ではないことを確認し、体内には繁殖のために使用される可能性のある卵があると主張している。

しかし、多くの科学者はこの主張を否定している。
実は以前にも同様の主張がなされたが、その際にも科学者たちから人間の体の部分を操作して作られたものであるとの反論がなされていた。
今回も、多くの専門家がこれらの体が人間のものであるとの見解を示している。
カナダのオンタリオ州ウェスタン大学の人類学長、アンドリュー・ネルソン氏は、「遺体の一部はエイリアンのように見えるように意図的に操作された人間のミイラであることが研究で示されている」と述べた。
たとえば、「エイリアン」の足は人間のミイラの足を切断することによって作成された可能性があることが研究によって示されている。

credit:Ufologist presents 'non-human' bodies to Mexican Congress / youtube

「宇宙人の遺体」の主張が再び表面化した背景や理由は何だろうか。未確認飛行物体や宇宙人に関する議論は、科学的なアプローチとどのように結びついているのだろうか。このような非科学的な主張が繰り返される背景には、社会的な要因や人々の信念が影響している可能性がある。

メキシコ議会での「宇宙人の遺体」の発表は、科学と非科学的な主張の間のギャップを浮き彫りにした。この一件を通じて、科学的な根拠に基づく情報の重要性が再認識されることを期待したい。

参考:'This is complete nonsense': Scientists rail against 'alien' bodies shown before Mexican congress livescience.com


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