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文字を吐く

文章を書こうと思った。
いや常日頃書いていないわけではないけど、同居人がせっせとnoteを書いているので私もやりたくなった。
とはいっても、別段書きたいなと思ったことがあるわけではないので、思ったことなどを文章にしようと思う。

こうして日記とも雑記ともとれる文章を書くのは、はるか高校生ぶりになると思う。
私が高校生の時はまだオタク界隈では個人サイトを持っているのが普通で、同級生のオタクもみんななんとか自力で作って持っていた。
そして同級生同士でリンクを繋げて相互リンクだとはしゃぐ。
今思うと高校生の感覚が色んな意味で無敵すぎて怖い。今なら絶対しない。
私は絵も書いて文章も書くオタクだったので個人サイトは絵と文章両方載っていた。
当時はそういう人も珍しくなかったように思うが、最近あんまり見ない気がする。pixivで両方をいっぺんに目視できないからかもしれない。

個人サイトの時代、文章も自分でHTML上に配置するのでやたらと縦に長いページが量産されまくっていた。
なんというか、スクロールさせまくるのだ。ブロックとブロックの間に40行ぐらい改行が入っている。
人によっては100行ぐらい入っていたかもしれない。
驚くことに、それが結構主流だった。私だけじゃなくて他の文字書きも、頒布本ではやらないけどサイト上ではやっていたりした。
今もその文化があるのかは知らないが、当時の感覚で言うなら演出的な「間」を、その謎の空白に感じていた気がする。
息をのむ間や、崩れ落ちる時間や、ぽつりと呟く寂しさなんかを。
漫画やアニメで表すところの、キャラのアップからホワイトアウトしていくあの時間なんかを。
でも、仕事で文章を書くようになって思う。
その「間」の部分を文章として仕上げなさいよ、と。

ちなみにーーーーーー
  

 

 


 


  

 

 

 

 
高校を卒業するころには謎の改行量産も卒業した。
締めの文章は相変わらず不得手である。
ではまた。

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