生活保護はダメですか。

貯金が底をつき、障害が重くなる一方だった去年の11月。
私は仕事ができなくなった。

ずっと通っている精神科の担当の先生には、
「ひとちゃんさんは大学を卒業したら生活保護を受けた方がいいです」
と、ずっと言われてきたが、実家や周囲の目を気にして受けずに日払いの仕事で生活を繋いできた。

しかし、そうもいかなくなってきてしまった。
私は思い切って、生活保護を受けるべきか否かを、福祉事務所に相談しに行くことにした。

福祉事務所に相談行ったその日、担当してくれた男性の職員さんが親身に話を聞いてくれた。
「ひとちゃんさんは今すぐにでも受けないとダメです。生活保護を受けることは恥ずかしいことではないです」
あれやこれやと保護を受ける流れになり、担当のケースワーカーさんを紹介してもらった。

生活保護を受けることになり、私は最低限の生活は守られるようになった。
裕福な生活はできないけど、どんなに鬱状態になろうと生きることができる。
本当にありがたい制度だ。


1週間前、足の甲が痛くなり今日病院へ行った。
レントゲンを撮ったところ、特に骨に異常はなかった。
先生は「疲労骨折ならMRIやってみればわかります」と言うので、痛いままだと困るのでMRIやらせてくださいと伝えた。
すると先生は「生活保護ってお国のお金なんだから、そんなことするよりまず靴変えたら?そんな靴だから足痛めるんだよ」と言ってきた。

は?靴??
今日は病院行くだけだから履き慣れた少しヒールのあるローファーを履いていた。彼と会う時は彼が買ってくれたぺたんこローファーを履いている。

靴が悪くて足痛めてたら、とっくの前から足は痛めている。

そして、先生は
「なんでその年で生活保護受給してんの?」とズケズケと聞いてきた。
「いや、私自身障害を持っていて、親には頼れないので受給しています」と私は少しばかりの反論をした。
先生は「なんの障害持ってんの?」とまたズケズケと。
「双極性障害です」、私は負けじと返事をした。
「統合失調症じゃないんだ。じゃあ」と突然診察を終わりにされた。

意味がわからなかった。
国のお金で生きていることは充分承知している。
そして、偏見がある人がいるということも承知した上で保護を受けている。

なのに、一番生活保護を見ているであろう医者がその態度でいいのか。

久しぶりに怒りの感情が湧いた。

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